見出し画像

それって、本末転倒じゃないの〜?

引きこもりの方達の支援事業で、私は無償で、ヨガ教室をやった。

インストラクターの資格はないので、全然無償でも、ワタシ的には問題ない。むしろ、以前から、引きこもりや不登校の方の支援に興味があったので、引きこもりの方の支援ができるなら、有り難いくらいだった。

無資格だけれど、ヨガはマンツーマンで基本からシッカリ教えて頂いていたので、伝えるべき事は伝えられたと思う。

しかしである。

ヨガ教室をやるために、音楽をかけたいのと、お香を焚きたいことを伝えると、支援授業者から、却下された。

音楽はいらない。お香は部屋に匂いがつくから…と言う。
ちょっと、粘ってみたがけんもほろろ。
私は、リラックスするための要素を、やるからにはキチンと整えたかったが、仕方ない。

いざヨガを始めようとしたら、何と、引きこもりの方より、事業者のスタッフの方が倍多い。
予定の人数よりかなり多くて、部屋は密集状態だ。
コロナのこの時期、過密すぎる!
過密すぎて、リラックス出来ない!
そう、交渉したが、
全く無駄だった…。

そこも仕方ないので、参加者の方に集中してレッスンした。

リラックスした雰囲気を作るため、声のトーンや、話す内容にも注意した。
何故、その様に動くかなども、ゆっくり説明も入れていった。

とりあえず和気あいあい。

ところがまた。

参加者の方ではなくスタッフの方が、
「これをやると腰が痛い」
「膝が痛いんだけどどうしたらいいんだ?」
と、合間に自分の話をし始める。

は〜〜〜!!
お前のために
やってんじゃね〜よ!!

と、言いたかったけれど、
仕方ないので、さっさとアドバイスして利用者の方に向き直った。

おそらく参加者の方々は、外に出るのはこの支援事業くらいではないかと思う。
引きこもっているくらいだから、体もカチコチだ。そんな方たちを差し置いて、何故、自分の話ができる?
支援のためにやってるのに、なぜ支援する側が、参加者の時間を奪うんだ?
お前は自分でお金を払ってヨガに行け!

イケない。
イラつきは、リラックスの妨げだ。

予定時間は30分。
みんな適度に汗をかいたが、参加者一人だけ、温まらないと話されたので、過密だと、リラックスしにくい事を伝え、家でゆっくり呼吸だけでもやってみることを勧めた。その方は、明らかにずっとリラックス出来ていない様子だったから、こまめに声掛けをしたけど、初回だと、やはり難しい。
でも、蛇足だと知りながら、呼吸でセルフコントロール出来ることを伝えた。まずはため息のように息を吐くこと。息を吸うことではなく、吐くことをすると、呼吸はしやすくなる。ヨガの基本はとにかく呼吸なのだ。

支援事業が終わった後、スタッフから、今日はみんな生き生きされてて、本当に良かったです。すごく好評でした…と、伝えられた。

そう伝えられても、結構モヤモヤだ。

私がやりたかったのは、こんなじゃない。もし、次回があるなら、要望をたくさん出す。まずスタッフの参加は1名まで! 音楽もかけるし、お香も焚く。それが通らないなら、やらないだけ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?