予防注射〜怖いのはコロナだけじゃない〜

乳幼児は、とにかく予防注射を打つ数が多い。毎週とは言わないが、月に2回くらいは必ず打っている。しかも一回に2本打つなんてこともしょっちゅう。大人で考えると、ちょっと憂鬱になるくらい注射を打っている。

コロナの影響で病院へ行くのを控える人が増えて子供の予防注射でさえもタイミングを遅らせている人が増えている、なんてニュースを見た。その時は何気なく聞き流していつものように病院に予防注射を打ちに行った。

☆感染症で人は死ぬ☆

いつもお世話になっている先生に挨拶すると
先生　「いやぁ、コロナがすごいですねぇ。」
ゆえし「ホントそうですね。」
先生　「コロナが怖くて予防注射に来ないなんて人もいるんですけど、本当は
             キチンと打っておいて欲しいんですよね。怖いのはコロナだけじゃない
             んでね。」
ゆえし「そうですか。(ロタウイルスも怖いって先生この前言ってたもんな)」
先生　「コロナは乳幼児に関してだけ言うと、インフルエンザとそんなに変わら
               ないんですよ。インフルエンザでも毎年何人も子供が亡くなってるんで
               すよ。」
ゆえし「あ〜、そうですよね。私も、インフルエンザ予防注射は、毎年打って
               います。」
先生　「例えば、この○○市でもインフルエンザで毎年1人はお子さんが亡くなっ
               てるんです。そのくらい怖い病気なんです。」
ゆえし「Σ（・□・；）！！！！！！！」

☆身近になって初めて感じるもの☆

インフルエンザで人が亡くなることがあるのは知っていたが、まさか自分の住んでいる街で毎年小さな子供が亡くなっているという事実に少なからぬショックを受けた。そして同時に、インフルエンザで自分の子供を亡くしたご両親の心中を想像し、恐くなった。
上の子が0歳の時、ただの風邪かと思っていたら、実はヒトメタニュウモウイルスによる肺炎だったことがあった。夜間救急にかかり、何時間も待って診察を受け、そのまま５日間入院した。親も病院に寝泊りし、毎日毎日、自分の力ではなす術なくただ回復を待っていた。我が家の場合、幸いにも命に関わるような重大な事態にはならなかったが、それもたまたまだ。

確かにコロナウイルスは怖い。しかしそれだけではない。感染症は他にもたくさんあるのだ。大切な子供を守るために、そそくさと次回の予防注射の予定を入れた。