見出し画像

多様性とコミュニケーション能力。NHK「達人達」より。

録画していた、NHKの達人達(2020年3月の再放送)。ぜひ観てもらいたい気持ちのnoteです。

著書にもでてくるキーワード
エンパシー:他人の立場を想像し、感情を分かち合う能力
シンパシー:共感、同情、思いやり
に対して、
鴻上さん「エンパシーは能力だから、あとからいくらでも伸ばせる。」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
また、イギリスの幼児教育の柱は社会的包摂(インクルージョン)と多様性(ダイバーシティ)と話すブレイディさんの言葉から、コミュニケーション能力について対話が深まります。

鴻上さん「コミュニケーションが上手い人は、誰とでもなんとなく友だちになれる人のことと思われがちだけれど、そうではない。物事がもめたときに、何とかできる能力。」

ブレイディさん「多様性があるともめる。それをどう折り合いをつけてやっていくか。」

鴻上さん「もめたときに何とかできることを練習しなきゃいけない。自分の考えをいかに的確に伝えるか。『表現教育(演劇教育)』」がより必要、と。

ブレイディさん「ロールプレイ(役を演じる)は、エンパシー=他人の靴を履いている状態になる。自分のことを言えると、人が言っていることも理解できる。」

鴻上さん「演劇は、他者を発見していく作業。」
ホームスクールでも、大切にしたいキーワードや考え方がたくさん聞けた回でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

息子がホームスクールを始めてから、教育に関する本を中心に、心が惹かれるまま読んでいます。その中の一冊で、ヨーロッパの演劇教育を知りました。家でもやってみたいと思いながら、もうすぐ3年目になります。なにかのヒントになる気がしたので、こちらの本を少しずつ読みはじめました。

学校の先生向けに書かれているので、実例が具体的に、細部まで公開されています。家庭でやってみるには、十分すぎるくらいの情報量。
寝る前の読み聞かせの時間、登場人物になってセリフを読んでもらったり、絵から気持ちを想像してみたり。普段の生活で何気なくやっていることも、実は、演劇的手法の一部なんですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?