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【ライブレポ】6月2日(日)トモフスキー 八戸ONEDROP(青森県八戸市)

ということで、ライブde体力づくりの第一弾。6月2日(日)に八戸市にある八戸ONEDROPというレゲエバーで行われたTOMOVSKYライブのレポートです。


みんな大好きトモフスキー

2011年頃に青森ロックフェス「夏の魔物」で出会って以来大ファンになったトモフスキー。(元「カステラ」のボーカル大木知之さんのソロ活動名。The ピーズのベースボーカル大木温之さんは双子の兄。顔も声も一緒)

当初は青森の「夏の魔物」や宮城の「ARABAKI ROCK FES」への出演も多かったので、フェスを中心に観戦していたのが、今や東京・大阪・仙台・札幌等のライブへ遠征に行くようになっていたのが、ひっさしぶりに青森県内のライブということで飛びつきました。

となり町の八戸へ

場所はとなり街(といっても電車でも車でも2時間)の八戸市はONEDROPというレゲエBARでのライブ。

キャパが80人前後くらいの見立てのバー併設の小さなステージの会場で、チケットの前売りは無く当日券のみという何とも不安しかない販売仕様。入れないという最悪の事態を避けるために7時間前には青森市を発って、5時間前には会場のある八戸市へ到着していた。

八戸市の繁華街の入口、本八戸駅


しかし、飲み屋街の裏通りの一角にある会場となるお店には人影はなし。「さすがに早すぎた…」と、周辺で時間をつぶしつつたまに様子を見に行くという怪しい行動を繰り返すこと数刻。開場1時間半前になって「さすがに一人でも並ぼう」と向かうとやっと2人並んでいるの発見して列に加わる。

誰も並んでおらず不穏な会場前

西日本方面から参戦というお姉さんと、私と同じく青森市から参戦というお姉さんと3人で、聞こえてくるリハ音をBGMに談笑しながら開場を待つ。周りにはトモフの話題で盛り上がれる友人は居ないので楽しい時間。西日本のお姉さんは青森まで来たくらいで本当に全国を回ってる様で「あの時のライブで〜」「そうそう、ズボン破けてね〜」みたいなマニアックな話題が通じる通じる。私が女子だったらLINE交換してマブダチになりたかったところだったけど、変に警戒させるのも忍びなかったので自重しつつ談笑してるうちに開場30分前。すると、

・・・・列はまだ10人程。

あれ?客入り大丈夫そ!?⎛ ´ཀ` ⎞

と不安になるも、開場時間になるとゾロゾロと人が集まり開演前にはパンパン!さすがトモフ、心配する必要はなかった。

トモフの正面位置は一緒に並んでいた女性陣に譲って、PA横の端っこの最前に陣取る。


レゲエ感満載な内装のステージ


まずはオープニングアクト

まずは八戸市周辺で Stoyanov kicksというバンドで活動してる「カズネ」という青年のアコースティックソロによるオープニングアクトだ。

バンド名がロシア語風な所がTOMOVSKYと親和性があるなーなんて思って聞いていると、めちゃめちゃいい声で曲も良く話もうまくて盛り上げ上手。ちゃんと客を暖めてトモフに渡す事を大事にしてる感じが伝わってきて自然と大盛り上がり。めちゃめちゃ良い青年!

途中、お金を題材にした曲前のMCで「大金があったら何に使う?」と質問を受けるも、迷わず「遠征費を気にせず全国のライブ会場を巡りたい」と回答。地方のライブ大好き民みんなの願いを聞いた彼も「あーね」と同意。

そんなこんなで一通り盛り上がって皆が一体になったところで、トモフにバトンタッチ。


トモフスキー登場

久しぶの生トモフの登場。個人的には2019年の大阪、音泉魂’19で見た以来だ。その時も最前列だったけど5倍は近い。手を伸ばせば譜面台にすら届きそうな距離のライブも久しぶりでテンションがあがる。


初っ端から大人気曲「脳」の演奏がはじまると、客側のボルテージも最高潮で、トモフの笑顔もキラキラしていて、歌声もめちゃめちゃ嬉しそう。

トモフの魅力はなんといっても、ファンより誰よりも歌ってる本人が一番楽しそうにライブをする事!



それを見たファンも釣られてめちゃめちゃ良い笑顔で盛り上がる。なんという素敵空間でしょう!

そんな1曲目でMAXの盛り上がりだったもんだから、以降の盛り上がりが限界突破。

外は20℃と6月にしては寒いくらいの気温も何のその。バー店舗を使った小さな会場のライブということもあって、会場全体が揺れているような、今までに経験の無いくらいの熱気と密度と盛り上がり。

トモフもしきりに「何だこの会場は!最高じゃないか!」と繰り返します。

MCでは、この会場を紹介してもらった経緯や、前売り券の無いシステムが不安だった事、会場の扉を開けた瞬間の雰囲気に感動した話、オープニングアクトの「カズネ」君を名前から女性かと思ってた等のエピソード。喋るとめちゃめちゃ可愛いくて面白いおじちゃん。

定番曲から懐かしの曲、新曲。さらにレゲエバーならではのボブ・マーリーの肖像画を見て即興うろ覚えでカバーを歌ったり2時間たっぷりのサービス満点のライブ。飲んで叫んで踊って、終る頃には汗でぐっしょりでした。

個人的にはトモフ史上最高のライブでした。会場列を一緒に並んでた全国のライブを追ってるお姉さんも同じ事を言ってたので、おそらく間違いなくトモフ史に残るほどのライブ。それを青森でやってくれた事に感謝⎛ ˘꒳˘ ⎞

終わった後は、ドリンク類のアーティストへの還元率がスゴいらしいのでしこたま飲んでアーティストとお店にお金を落としつつ、ファンのお姉様方と盛り上がり。突然サイン会がはじまると5分ほどトモフと話す機会も得られて、2011年の夏の魔物からファンになった経緯や、札幌や大阪へも見に行ってる話も出来て、肩をくんでもらったり握手したりでファンサービスも満点!


購入したDVDにサインをもらっちゃった

今年もう一本遠征してでもトモフのライブを見に行こうと心に決めつつ

翌日筋肉痛で動けなくなる事をまだ知らない私は、そんな余韻を引きづって幸せな気分で終電で青森市まで戻ったのでした。

1曲も知らなくても、一度見たらみんなファンになる。そんな魅力があふれる可愛いおじさんアーティストなので皆さんもぜひ一度見に行ってみてください。ハマります。

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