☆射手座新月の過ごし方Vol.２【新月ホロスコープから1か月のムードや過ごし方】

星に願いを星奈由恵菜

2023年12月11日 19:14

星から降り注ぐエネルギーを活用して
毎日を心地よく過ごすことや

運気のリズムに乗って
軽やかに願いを引き寄せることにいかせるように
星からのメッセージをお届けします。

射手座新月

2023年12月13日
日本では、朝8時31分に、
いて座で新月が起こります。

１　【振り返り】｜試行錯誤し軌道修正していく2週間

前回のふたご座満月から2週間、
いかがお過ごしでしょうか。

結果がどうあれ、
あれこれ試してみるのが良い
2週間でした。

試行錯誤されていた方も
多かったのではないでしょうか？

理想に向かって
頑張っていた人もいたでしょう。

そんな中でも、
本当にそれで良いのか、
もっとこうすべきみたいなことにも
気づきやすく、

軌道修正させられるようなことも
あったかもしれません。

けれどこの後、
いて座からやぎ座へと
星たちは移動していくので、

これまでの
軌道修正や試行錯誤の過程は、
今後ステージアップしていくことに、
必ず役立っていきます。

迷いやすかったかもしれませんが、
これからは大きな理想や目標を
意識することで、

軽やかに
進歩していくことができます。

12月13日の新月、
どんなことを意識すればよいのか、
具体的に見ていきます。

２　射手座新月｜新月の星空

2023年12月13日
日本では、朝の8時31分に、
いて座で新月が起こります。

新月の瞬間このような星空です。

新月は朝日が昇ってから起こるので、
星は見えませんが
このような星空になっています。

南の空には、金星や、

おとめ座のスピカ

しし座の華やかな星たちが

目立つ星空となっています。

この星空のような
華やかなシーズンになっていくでしょう。

さて、新月に大きな影響を及ぼすのは、
太陽と共に昇る
「ヘリアカルライジングスター」です。

今回の新月の大きな影響を及ぼす
「ヘリアカルライジングスター」は、
さそり座の「アンタレス」です。

「アンタレス」は、
さそり座の赤い一等星で、
「火星に対抗するもの」という意味があります。

さそりの心臓部に位置する星です。

さそり座は死と再生を象徴しますが、
ペルシャでは、
このアンタレスを「死の神」としていました。

死と再生という点で、
大きな成功も、堕落も、
両方を暗示し、
極端さも表します。

大きな情熱をサポートし、
勇気や大胆さを
後押ししてくれるでしょう。

逆境や限界を突破させてくれます。

変容する体験が、
大きな成果をもたらすでしょう。

それでは、いて座について
詳しくみていきます。

射手座満月のホロスコープ

2023年12月13日 8時31分
いて座新月
東京のホロスコープです。

東京は首都なので
日本全体の動向を見ることができます。

今回の新月のテーマは、
「遠慮せず理想の未来を描いて良い新月」です。

いて座新月のポイントはこちらです。

1. 理想の未来に積極的になろう（いて座新月）
2.　経験をもとにブラッシュアップ、ポジティブに切り替える（火星と海王星）
3.　立ち止まって検証する（金星、木星、水星）
4.　高度な目標を達成できる（サビアンシンボル）
5.　自分自身を深掘りして、身軽になる（日本での影響：ハウス）

それでは、
今回のいて座で起こる新月の影響を、
具体的に見ていきます。

①　理想の未来に積極的になろう

新月のホロスコープです。
いて座で月と太陽が重なります。

今回のいて座の新月では、
理想と現実のギャップを
感じやすいかもしれません。

焦りが出て、現実逃避したくなるのは、
新月のせい。

けれど、理想に近づくために、
できることを教えてくれるのも新月です。

そんな新月のパワーを、
上手に受け取るコツを
ご紹介していきます。

いて座の特徴を、
神話からみていきます。

　
いて座は、天の川の中にありますが、
銀河の中心あたりに位置し、
特に美しい星空の中にあります。

もっとも古くからある
星座のひとつです。

いて座の弓のあたりには、
ひしゃくの形をした、
六つの星が並んでいて
「南斗六星」と呼ばれています。

さて、いて座は
ギリシャ神話に登場する
ケンタウルスの賢者、
キロン（ケイロン）がモデルだと
伝えられています。

ケンタウロスは、
上半身が人で、下半身が馬。

狩りの名手で、
武勇にも優れていました。

このため、いて座は、
弓を構えた、半人半馬の姿が
星座となっています。

ギリシャ神話によると、
キロンは、時の神・クロノスを父にもち、

医術の他、音楽や哲学、
占星術や武術の技など、
あらゆる学術に長けていました。

その学識は群を抜いて素晴らしく、
多くの者たちが
キロンの教えを受けに訪れました。

ギリシャ神話の英雄、ヘラクレスも
キロンの元で科学などを学んだほか、

太陽の神・アポロンの息子も、
キロンについて医術を学び、
後に医学の神と呼ばれるほどの
名医になっています。

ある時、
キロンの弟子であるヘラクレスは、
お酒の席で酔っぱらい、
もっと酒をよこせと、
別のケンタウロスに
襲いかかっていきます。

剛勇のヘラクレスに、
敵わないと考えたケンタウロスは
散り散りに逃げ、
何人かが洞窟に逃げ込みました。

ヘラクレスは、
洞窟に自慢の矢を放ちますが、
実は、この洞窟は
かつての師であった
キロンの住まいでした。

運悪く、ヘルクレスの放った矢は、
キロンの膝を射抜いてしまいます。

矢には、ヒドラの毒が塗られていたので、
キロンはひどく苦しみます。

しかし、キロンは、
神様の血をひき、不死身なため、
苦しみの中、死ぬことができません。

とうとう、キロンは
大神ゼウスに願い、
その不死の身を解いてもらい、
死を迎えます。

キロンの死を聞き入れたゼウスは、
キロンの才能を惜しみ、
夜空に上げて星座にした
ということが伝わっています。

また、キロンは不死の身を、
巨神族のプロメテウスに
譲ったとも言われています。

弟子の弓がきっかけで
天に上がることになったキロン。

人の弱さや痛みも受け入れて、
自分の命を差し出しました。

高度な精神力を持っていたからこそ、
できたことかもしれません。

いて座は大人の星座です。
加えて、情熱的な星座でもあります。

今回のいて座新月から1か月、
起こる出来事や、感じることにのまれず、

自分で自分を俯瞰して、
理想の未来に積極的になっていきましょう。

さらに他の星たちも
私たちを後押ししてくれるので
見ていきましょう。

②　経験をもとにブラッシュアップ、ポジティブに切り替える　

ホロスコープに戻ります。

今回の新月には、火星が重なっています。

ここのところ太陽と火星が近くにあり、
目的に向かって
情熱を燃やせる時期が続いていました。

太陽が火星に近づき、重なったあと、
現在は徐々に遠ざかっています。

私たちは情熱のピークを過ぎて、
ひと回り成長しているでしょう。

一見燃え尽きているように
感じる人もいるかもしれませんが、
大丈夫、これで終わりではありません。

これから1か月は努力した過程や、
励んできた過程で、
学んだことを、試していく時期です。

引き続き目標達成力は高い状態。

また火星は、
強いバイタリティも
サポートしてくれています。

軽やかに前を向き、経験をいかし、
やりたいことをブラッシュアップ
していきましょう。

以前よりもっと
意識的に進化し成長できます。

今回の新月、太陽、火星には、
海王星が葛藤のエネルギーを
投げかけています。

大きな夢も、
より具体的に描ける時です。

未来のなりたい姿を想像して、
近づくためのプランを
楽しく練ってみましょう。

逆に、ネガティブになってしまうと、
どこまでも、悲しさ、不安、怒りなどが
強くなってしまいやすい
配置でもあります。

けれど、
自分の感情の波に気がつけば
（例えば、私今、怒っているな…などと、気がつけば）、
自分で抜け出すことができます。

ネガティブになりやすい1か月
ということを思い出して、
自分に対して客観的になることが
おすすめです。

直観が働きやすい時なので、
ひらめきや気づきを無視せず、
深めてみてくださいね。

焦らなくても大丈夫なことを
ホロスコープが教えてくれているので
もう少しいていきます。

③　立ち止まって検証する　

金星と木星が、
緊張の関係になっています。

さそり座の金星と、おうし座の木星なので
特に、贅沢や快楽に
のめりこんでしまいやすい
配置でもあります。

贅沢も悪いことばかりではないですが、
うまくこの星の性質を
使えているかどうかを
判断するには
どうしたら良いでしょうか？

どうしても買いたいものがある、
どうしてもしたいことがあるという時は、

自分のためだけではなく、
周りの人や、世の中のために
なっているかどうかを
基準にしたら良いかもしれません。

そしてそんな時、
立ち止まって考えることを、
宇宙はサポートしてくれています。

金星と木星の緊張を、
やぎ座で留になっている水星が
調停してくれているからです。

前に進めたい、
行動したいとなった時に、
すんなり進めないことが起こりやすいのが、
水星の留（ストップしている状態）ですが、

意味があって、
ストップしているのかもしれません。

立ち止まって考えた時に、
もっと良い選択肢や、進め方が
見つかるのではないでしょうか。

スピードは遅いかもしれませんが、
急ぎすぎず、
そもそもどうしたいのかを
振り返ってみてください。

無理目なことも
叶えられるかもしれませんので
サビアンシンボルを見てみましょう。

④　高度な目標を達成できる

新月と太陽のサビアンシンボルは、
いて座21度
「借りた眼鏡をかけている子どもと犬」です。

子どもは、純真さや
生き生きとした可能性を表します。

犬は、人間に最も近く親しまれる生き物で、
同時に「おおいぬ座」や
おおいぬ座の一等星「シリウス」を象徴し、

高度な宇宙知性も暗示します。

能力以上のところに
目標を定めて努力できるでしょう。

詳しくは明日公開の
サビアンシンボルの解説から
ヒントを受け取ってください。

いて座新月Vol.3（サビアンシンボルから開運アクション）（12月12日公開）

⑤　自分自身を深掘りして、身軽になる

日本限定での影響となりますが、
ハウスの星読みをご紹介します。

今回の新月は、
日本では12ハウスで起こります。

12ハウスの手前
ギリギリのところにあるので、
12ハウスと読みます。

今回の新月は
2023年最後の新月でもありますが、
総括をしていくようなタイミングです。

1年、あるいは半年を振り返って、
十分だったと思われる方は、
感謝して新年を迎えてくださいね。

一方もし、
もっとこうなりたい、何かしたい
という思いがある人は、

今出来ることがないか、
今後必要なことは何か、

深掘りすることを、
サポートしてもらえる新月です。

自分の中、
あるいは自分のグループの中で、

現状を超えていくために
大切なことを見つけていけるでしょう。

新しい一年、新しいサイクルを
迎えるにあたり、

不要なもの、不要な想いを
手放すこともおすすめです。

いて座は自由を愛する星座。

こだわっていることほど
自分を縛っているかもしれません。

ルーティーンをシンプルにするなど、
本当に必要かどうか、
一度身軽になることを
試してみるのも良いかもしれません。

まとめ

それでは最後に、
今回のいて座新月の
ポイントをまとめておきます。

１　不安があるということは、ブラッシュアップしていけるということです。

２　立ち止まって検証することで、結果スピードが上がります。

３　高い目標でも、達成力がアップしています。

12月13日のいて座新月
「遠慮せず理想の未来を描いて良い新月」
というテーマでお届けしました。

新月の星よみは、以上になります。
受け取っていただけることがあれば嬉しいです。

次回はサビアンシンボルをよんでいきます。

この記事の内容を
イラスト動画で簡単に紹介しています。
コチラから