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【華茶だよりvol.26】写真ツアー!武夷岩茶の産地・武夷山
みなさんこんにちは、ゆえじ ちゃんこです。中国茶&台湾茶マガジン【華茶だより】2023年2月27日号をお届けします。
今回は「武夷岩茶」の産地・武夷山の風景についてご紹介します。
先月1月21日に武夷岩茶をテーマにした
オンライン茶会を開催しました!
今回はそこで話した内容をご紹介しますね。
「武夷岩茶」の産地ってどんなところ?
気になる方はぜひご覧ください。
武夷岩茶とは?
武夷岩茶(ぶいがんちゃ)は
中国を代表する烏龍茶のひとつです。
茶葉も水色も茶色いので、多くの日本人が抱く「ウーロン茶」のイメージそのものに近いお茶です。
![](https://assets.st-note.com/img/1677287080367-RgSoNXcBWW.jpg?width=1200)
武夷岩茶の定義や種類など詳しくは前回の記事をご覧ください。
武夷山ってどこにある?
武夷岩茶の産地・武夷山は福建省北部にあります。
福建省はちょうど台湾の向かい側。武夷山は沖縄と同じくらいの緯度です。
![](https://assets.st-note.com/img/1677288722875-NN9Ch5Hvpy.jpg?width=1200)
拡大するとこんな感じです。
武夷山は福建省の北部、江西省との省境にあります。
福建省の省都・福州から高速鉄道で
片道1時間30分で武夷山へ行けます。
あとは海外からの場合は
上海から国内線で行く方法もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1677289890217-MpS1GCXuiS.jpg?width=1200)
そんな武夷山は、世界遺産となっており、観光地としても有名です。
これは武夷山のホテルからの風景。
すでに貫禄を感じる!ワクワクします!!
![](https://assets.st-note.com/img/1677290610907-44JeilIq56.jpg?width=1200)
武夷山といえば九曲溪の川下り
観光地でもある武夷山の
メインアクティビティは九曲溪の川下り!
乗るのは竹船!
本当に竹を組んだだけで作られているので
普通に足元浸水してます。
なので乗る前に靴の上から
ビニール袋をかぶせて乗船。
船頭さんが長い竹棒で
川の底をついて進んでいきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677290781521-tHXWEo0FAa.jpg?width=1200)
ちなみにこの竹船、乗るときに
船頭さんにチップを渡すのがおすすめ。
チップ渡さないとものすごい速さで
船をこぐのであっという間に
終わってしまいます(笑)
チップを渡すとゆっくり船を
こぎながら観光ガイド的に
岩山の紹介をしてくれたり、
機嫌がいいと歌を歌って
くれたりもします(笑)
儒教、道教、仏教が集まる聖地
武夷山は儒教、道教、仏教が集まる聖地でもあります。
武夷山の仏教のお寺としては
永楽禅寺が有名ですが、
大紅袍の原木を目指す
遊歩道の途中に彗苑禅寺があります。
古めかしい雰囲気が
なんともいえない素晴らしさ・・・!
「喫茶去」と書いてある入り口も趣があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1677291287612-pvX9KwxNgS.jpg?width=1200)
武夷山は他にも武夷宮という有名な道観(道教寺院)があったり、儒教では朱熹が朱子学を大成した場所でもあります。
朱子学といえば江戸時代の日本に大きな影響を与えた学問ですよね。武夷山とのつながりはなかなか感慨深いものがあります。
大紅袍母樹までの道
大紅袍の母樹も今は観光地化されています。遊歩道が整備されているので歩きやすい!とはいっても片道1時間くらいはかかるし、しっかり坂道や階段もあるのでちょっとしたハイキングです。
![](https://assets.st-note.com/img/1677293052180-wkciD20fzo.jpg?width=1200)
雄大な岩山を眺めながら進んでいきます。
武夷山はとても気持ちいい環境で、空も青いし空気がおいしい。小川の水も透き通っていてとても綺麗です。
![](https://assets.st-note.com/img/1677293636376-wMERgxoRW6.jpg?width=1200)
そしてとにかく岩山の迫力がすごい!!
切り立った崖に茶畑があります。
右の写真は武夷山風景区内にある
「竹窠(ちくか)」の茶畑。
大紅袍へ行く道の途中にあります。
ここで採れる茶葉はいわゆる正岩茶です。
![](https://assets.st-note.com/img/1677293885673-WXcmhUDIMX.jpg?width=1200)
上の写真は竹窠にある老叢水仙の茶樹です。日本茶でよくみる茶畑とは様子が違いますよね。水仙は半喬木なので比較的背の高い木です。
この竹窠の茶畑もかなりの傾斜なので、一番奥にある老叢水仙のところへくるのもちょっとした全身運動になります。ここはハイキングというよりはまさに山登りという感覚です。
大紅袍を眺めながらお茶を飲む
そして大紅袍の母樹へ到着!
写真だと非常にわかりにくいのですが、
写真の中央にあるのが大紅袍です。
![](https://assets.st-note.com/img/1677294718126-nY3Y2dyBei.jpg?width=1200)
左側に赤文字で「大紅袍」と彫ってあります。
この大紅袍母樹の話は長くなるのでまた別の記事で詳しくご紹介しますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1677294479839-1pIPWufLA7.jpg?width=1200)
この大紅袍の目の前に茶館があります。
飲めるお茶はもちろん武夷岩茶!
武夷山は夏前でもかなり暑いので大紅袍へ到着する頃には汗だく。
ぜひ茶館で休憩してみてください。
そしてこの茶館で提供される茶葉卵は必食!!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1677295549237-UJHNqhwVcD.jpg?width=1200)
普段はゆでたまご1〜2個食べれば十分ですが、ここの茶葉卵は5個くらいぺろっと食べちゃえます!それくらいおいしい!!
武夷山は食事もおいしい
武夷山風景区周辺の町の様子。このあたりは割と至って普通、一般的な中国の田舎町って感じです。
(これは2018年の写真なのでもしかしたら今は変わってるかもですが)
![](https://assets.st-note.com/img/1677296428922-YiKU8wY69r.jpg?width=1200)
たけのこは武夷山の名産のひとつ。
軽やかな食感がおいしい!
![](https://assets.st-note.com/img/1677296442293-prbEll8V6V.jpg?width=1200)
武夷山を案内してくれた茶師オススメのレストランがまさに村の食堂といった風格で。メニューはなく、食材を見ながら料理を注文するスタイル。
![](https://assets.st-note.com/img/1677296524730-LjJKcYvR9C.jpg?width=1200)
素朴な雰囲気ですが
地元民が愛用するレストラン、間違いない!
今回は以上です!
武夷山はとにかく
日本にはない雄大な風景がすばらしい上に、
料理も美味しいし、お茶もおいしい!!
中国茶好きならぜひ一度は訪れてみていただきたい場所です。
![](https://assets.st-note.com/img/1677297355961-FuDi977GlD.jpg?width=1200)
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は万里茶路の始まりの地・下梅村を写真ツアーでご紹介!
次回は3月13日の配信を予定しています。
よろしくお願いいたします。
ゆえじ ちゃんこ
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発信者プロフィール
ゆえじ ちゃんこ | 中国茶ナビゲーター
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中国茶の淹れ手として地球にやさしい中国茶交流会(通称エコ茶会)など各種イベントで中国茶の魅力を伝える活動を10年以上継続、のべ500名以上の方にお茶を淹れてきました。
オンラインではSNS総フォロワー7000名以上の方に向けて中国茶の魅力を伝える情報発信を行っています。
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現在は福建、香港、東京の3都市を拠点に活動中です。
また、ライブドア公式ブロガーとして絵日記ブログ『中国でブルジョワ華人の妻してます』では国際結婚や海外生活についても発信しています。
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