子育てで孤独感や孤立感を感じることはありませんか?

こんにちは。作業療法士のユウエイです。

今日のテーマは

“子育ての中で孤独感や孤立感を感じることはありませんか?”


という内容で書きたいと思います。

僕は普段作業療法士として福祉の分野で発達障がいの子どもの療育・支援に携わっています。

今回のテーマですが
発達障がいの子どもさんの支援を普段携わっている中で、保護者の方から
特にお母さまからのお話でご相談や、意見をいただく時に

テーマに挙げたような
孤独感や孤立感を感じると話される方が少なくないので、そこについて皆さんと共有できればと思って書いていきたいと思います。

療育の場面で保護者の方、親御さんと話す機会がたくさんありますが
現代社会においても、やはり子育ての中心となっているのはお母さまであることは言うまでもありません。

それは療育に携わっていない方であってもお分かりいただけることかと思いますが。

お母さま方は子どもを療育の場面に連れてきて相談される中で

孤立感や孤独感、疎外感を感じる

と話される方が多くいます。

その理由としては、お父さまや一緒に住まわれている義母や義父に、発達障がいの子どもさんの特性を理解してもらえないという状況が強く残っていたりするからです。

そのほかにもたくさん理由はあります。

お母さまは直接おなかを痛めて産んでいる子どもという存在は

親とこどもという二つの存在を分けて考えることが難しい

というのがあると思っています。

これはどんな意味かというと。

アドラー心理学で出てくる言葉で“課題の分離”というものがあります。

課題の分離では
目の前にある解決すべき課題が
自分が解決すべき課題か、他者が解決すべき課題か
整理して考える必要があるという考え方です。

これを子育てをされているお母さまに当てはめて考えてみると
お母さまが子育ての中で子育てのしづらさや、発達障がいの特性から起こる子どもさんの生きづらさの二つの課題を、本来であれば“課題の分離”という形で、お母さま(自分)の課題と、子ども(他者)との課題とで分けて考える必要があるのですが、

上でも書いたように、おなかを痛めて子どもを産んだお母さまの場合、おなかの中に子どもの存在があったわけなので、子どもとお母さまとの存在を分けて考えることは難しいのではないかと感じるんですね。

自分と子どもとの存在を分けれないこそ
必要以上に責任を感じやすく、自分を責めやすくなるお母さまが多いのではないでしょうか?

もちろん、すべてのお母さまが該当するというわけでもありませんが、そのような傾向も、療育の現場で親御さんと話している中で感じています。

そして、周囲(お父さまを含めて)の人から子育てに対して、子どもさんの発達障がいなどの理解がされがたい背景などが重なり、

孤立感や、疎外感を抱くお母さまも多いように感じます。

こういった状況が少しでも打破できるような、打ち手や場所づくりができればと思っています。

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今回の記事は以上です!!

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