あとがきと云う名の蛇足

　はじめまして、普段は薄い本活動月彩宮の蒼月里美です。この度は閲覧ありがとうございます。
　この二篇の物語は周囲の方によるリクエストより誕生しました。前編、『封印の肖像』はイラストレーター有葉みのり様のポストカード、
『描く人』https://booth.pm/ja/items/1558617　
『魔族の者』https://booth.pm/ja/items/711159　　
をモチーフにしております。このイラストのみ見せられて、小説を書いて欲しいと云われた時には「ふざけんな♡」と思いましたが、冒頭が決まったらあとの物語は頭の中で全てアニメーションのように展開されて、そこからは脳内の映像を文字に興すだけでしたので、存外スムーズに作品は仕上がりました。読んでくれた周囲の皆様を鬱に突き落としましたが(笑)。救いのないストーリーですもんね。
　そして『封印の肖像』を読んで下さったTwitterのフォロワーさんから、「クリスティアーノの物語をもっと読みたい！」と熱烈なご要望を受け書いたものが後編『永遠の眠り姫』。日頃は二次創作をしている私としては、この物語は地の文にとても気を遣うもの。こんな大変な話そうそう書けません。そこで書き逃げしよう！　と完結させる意味で執筆したのが後編の物語。こちらはなかなかヴィジョンが見えなくて、手探りで書きましたが、思いがけず良いものに仕上がったのではないかと自負しております。
　この作品から蒼月の書くものに興味を持たれましたら、

掌上拾集｜たまづき｜note

に寄稿しておりますのでどうぞ読んでみて頂きたく思います。
　ここまでお付き合いありがとうございました。
　　　　　20211207　　　蒼月里美