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テスラ1,582kmの長旅、電費、ガソリン車との電気代比較をリアルデータで検証!

東京ー岡山の往復1542キロの長旅をテスラで車中泊をしながらトライしました。今回の旅での電費、充電回数、充電料金など様々な視点で考察してみました。テスラってやっぱり優等生だということがよくわかります。

詳しくはこちらの動画にて

https://youtu.be/7kFCkr8m4xg

テスラの電費は140wh/kmとEVトップクラスの省エネ

1582kmの走行で消費した電力は222kwh。算出はTezlabというアプリからデータをとっています。平均電費を計算してみると140wh/kmとなりました。

平均電費計算 
222kwh ÷ 1582km = 0.14kwh/km(140kwh/km  7.12km/kwh)


今回の移動は約80%が高速道路を移動し、高速道路移動時はオートパイロットを常に使用、時速100キロくらいをキープし続けていた状態での結果です。
おそらく、加減速を繰り返したり、オートパイロットを使わなかったりすると電費は悪化すると思います。

テスラはトルク、馬力が他電気自動車に比べて格段に良いので電費が悪いと思われがちですが、回生ブレーキの回収率が良かったり、モーター制御がしっかりしているせいからなのか、リーフ等の他EVよりも電費は良いくらいです。海外メーカーのEVは残念ながら電費はあまり良くないです。

EV電費比較参考記事



総充電回数7回、約200km毎に充電


車旅では以下の7箇所で充電しました。訪問したことのない新しいスーパーチャージャーを見てみたかったこともあり、本来充電が必要ないところでも充電したため充電回数は多め7回でした。実際は、5−6回の充電でもいけると思います。

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スーパーチャージャーの平均滞在時間24分、平均充電量34kwh

スーパーチャージャーはやっぱり便利ですね。スーパーチャージャに限って分析すると、平均滞在時間は24分、平均充電量は34kwhで、出力に変換すると86kwとなります。チャデモの急速充電は30−50kwの充電器が大半であるため、圧倒的に早いことがわかります。

スーパーチャージャーの電気単価は他社より安い25.7円/kwh

今回のスーパーチャージャー充電のうち、紹介による無料チャージを除くと、有料で充電した電力量は252kwh、料金は3698円(税込)となり、電力単価は25.7円/kwhとなります。

電力単価
3698円(税込)÷ 144kwh = 25.7円/kwh

家庭用の電気料金とほぼ同じでですね。他充電カードは、急速充電で1分あたり15円程度かかり30分で20kwh程度充電して450円かかることになります。単価にすると22.5円/kwhとなりますが、別途月額基本料を払ったりするケースが大半です。月次の基本料もないテスラは非常に良心的な価格設定だと思います。

充電カードに関しては、EV Smart のこちらのブログをご覧ください。
【2021年版 まとめ表】電気自動車用充電認証カード徹底検証
https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/electric-vehicle-charging-cards/

1582kmの車旅、テスラの電気代6193円

車旅全体では、有料の総電気代は242kwhでした。電力単価をスーパーチャージャーの平均値の25.6円とすると6,193円になります。どうですか、結構安いと思いませんか。もちろん高速料金などは別途かかりますが。


走行時:222kwh + 停車/車中泊:30kwh − BIZEN無料充電10kwh
=242kwh

25.6円/kwh × 242kwh = 6,193円

ガソリン車に比べて17,537円お得!

ガソリン車で同じ道のりを走行した場合のガソリン代を以下の条件で算出してみると23,730円でした。

ガソリン車条件
 レギュラーガソリン代 150円/L
 燃費 10km/L

1,582km走行した場合のガソリン代 
 1582km ÷ 10km/L × 150円/L = 23,730円 

テスラとガソリン車の比較
 ガソリン車燃料代:23,730円 −  テスラ電気代:6,193円 = 17,537円

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長距離走行を視野に入れるとテスラ一択しかない日本

長距離走行になると移動途中での充電(経路充電)が必須です。経路充電は、高速道路上のPA、SA、或いは、インターチェンジ付近での充電が理想です。日本ではほとんどのSA、PA、道の駅にEVの充電器は完備されています。問題は1箇所あたりの設置台数と充電速度です。

ほとんどの箇所において設置台数は1基、充電速度は30−50kw、充電時間は30分までなどの制約があります。そのため、30分で充電できる量は約15ー20kwh、テスラの走行距離に換算すると100−140km程度となります。海外の電気自動車だと電費が悪いため、さらに走行距離は短くなります。また、国内で販売されている海外メーカーの電気自動車は、最大出力も50kwになっていることも多いため、仮に急速充電の出力が高くても、車両側が受け入れることができません。

理想の経路充電に必要な要件は、以下の5つです。

・高速道路付近200km間隔で設置
・待機車両を作らないよう4−8台/箇所
・休息時間30分で200−300km分充電
・自動認証・自動決済・同一認証規格で課金がシンプル
・24時間・365日充電可能
・リアルタイムに稼働場状況を公開

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Emobility PowerがSA、PAでの充電器の強化をすると発表していますが、上記の条件を満たす世界標準の充電インフラから見るとかなり時代遅れスペックで期待できません。

現状ポルシェ以外は、自前での充電器の本格設置を表明してもらず、ポルシェの国内の設置箇所も当面は限定的であることを考えると、自前で国内にスーパーチャージャーを整備しているテスラだけが経路充電の条件を満たす唯一の電気自動車になります。今回の長距離走行でも適度なポイントでスーパーチャージャーが配備されているため、充電に全くストレスがありませんでした。

テスラは充電インフラを他車両にも開放するとは言っているものの、ガラパゴスの規格となったチャデモへの対応は後回しにされそうです。

日本の電気自動車普及のためにも、自動車メーカー、Eモビリティパワーがもっと連携を強化してインフラの整備に努めてもらいたいもです。

今回のテスラ旅の詳細を知りたい方はこちらの動画をご覧ください。

テスラ モデル3での直島・豊島1582キロの旅をユーチューブで紹介

第1回【エアストリーム 車中泊】「BIZEN BASE CAMP」が熱い! 

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第2回【豊島美術館に感動】軽四ステラでのんびり豊島をドライブ!

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第3回【ガソリン車より◯円お得】テスラ旅の充電記録レビュー

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電費 vs 燃費!どっちがいいの?意外な真実・・・!テスラ モデル3とプリウスを比較

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所有車両  :テスラモデル3ロングレンジ
納車時期  :2019年9月
平均走行距離:4,000km/月
総走行距離 :約70,000km(2021年7月現在)
車中泊   :1 - 2回/月 主に関東

以下紹介リンクからテスラを購入すると
1,500 km相当分のスーパーチャージャー無料充電利用特典を獲得できます。
https://www.tesla.com/referral/yuji91826

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