僕にはクリスマスが2回あるというおはなし。
我が家のクリスマスといえば、26日です
僕はかれこれ20年パティシエをしています。
独身の頃の、クリスマス前の1週間と言えば、ずっとケーキを作っていた思い出しかありません。
街のケーキ屋さんだったのですが、お客様の為に大量のケーキを作るのに、その週は睡眠を2時間ぐらいで乗り越えていました。
朝、暗い中を仕事に行って、帰り時も真っ暗で、休みの度に太陽ってこんなに明るいんだ!って感動してましたね。
もちろん疲れ果てて、年末年始に向けて忙しいのもあって家でクリスマスなんてやれなかったな。
ですが、沢山のお客様の記念日のお手伝いができたのは今でも自分の誇りです。
そんな生活が変わったのは今の会社に入ってからでした。
外資系なので残業はできればさせないし、サービス残業なんて絶対だめ。(逆にやったらめっちゃ怒られます)
もちろんクリスマスも、多少残業があるぐらいで1日働くなんて事は無く、早番であれば家族とクリスマスパティーを当日に迎えることができます。(最初は慣れず、後ろめたさがありました…)
僕の1回目のクリスマスはお客様の為に
僕の働いている所は会員制の施設なので、25日はメンバーの為にクリスマスパーティーが開かれます。
メンバーは家族でいらっしゃるので、その特別な瞬間を僕たちのケーキで笑顔にできる、幸せで大切な瞬間です。
パーティーの最中に、これはあなたが作ったの?とか、オススメは何?などの会話をさせて頂くのはとても幸せな時間です。
メンバーとその家族の為に、一生懸命に盛り上げさせて頂くのが、僕の1回目のクリスマスなのです。
2回目のクリスマス
僕の2回目のクリスマスは家族とのクリスマス。
当日の夜に家にいる事ができないので、プレゼントだけは25日の朝に子供達に手渡します。
そして我が家のクリスマスパーティーは26日に盛大に。
その時その時で、おうちで作ったり、ケンタッキー、ドミノピザなど様々ですが、クリスマスケーキだけは手作りと決めています。
今年は元パティシエールの奥さんが作りたいと言うので、僕はチョコレートプレートでも用意して奥さんの助手でもやろうかな。
そんな風にのんびり考えながら大切な人と過ごし、子供達を笑顔にする。
これが我が家のクリスマスの過ごし方です。
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