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バレンタインに縁が無い腹いせに、長男くんとボンボンショコラを作ったお話。(レシピあり)
そうだ!ボンボンショコラを作ろう
パティシエである僕はチョコレート🍫が貰えません。(モテるかモテないかはお察しください)
久しぶりに祝日、土曜日と家族と一緒の連休を頂きました。
物作りの好きな長男くんを誘惑して、ボンボンショコラを作ることにしました。
黒みつきな粉ショコラ
長男くんに僕のチョコレートの教科者を見せながら、フレーバーはどうしようかな?と相談しました。
長男くんは迷わず"黒みつ"と"きな粉"を選択します。(選ぶ素材の癖〜)心のノブさんがツッコミます。
それではやっていきましょう。
モールドに色を塗る際の心構え
モールドが冷たいままだと、チョコレートが上手く細部まで入っていかないので、ドライヤーを使い室温まで戻します。
チョコレート用の色粉は、カカオバターというカカオの油脂に、色付けされたものを使います。
色が強いので皮膚や周りにつかないよう、手袋とラップで対応します。
塗り方はまばらで大丈夫ですが、塗り漏れがないように、丁寧にやりましょう。
チョコレートを型に流す時の注意点
僕はカカオバター(写真の白いやつですね)をチョコレートの5%添加するのが、お好みな感じです。
カカオバターを足すことで流動性が生まれ、薄くコーティングすることができます。
チョコレートの結晶を壊さずに溶かす作業を、テンパリングといいます。
テンパリングを簡単に説明します。長いので興味がない方は飛ばしてください!
いつも皆さんが食べているチョコレートは結晶化された状態です。
結晶化は32℃以上の熱で壊れますが、チョコレートを溶かすのはそれ以上の熱が必要。
この相反する行為を行うのが、テンパリングです。
チョコレートの特性で結晶は、非結晶を抱き込み結晶化させる特性があります。
①チョコレートを溶かす➡️結晶が外れる。
②残っているチョコ➡️結晶がある。
③よく混ぜる➡️結晶化する。
この工程をなるべく時間をかけて行い、全てが溶け切ればテンパリングは完成です。
僕の型はピラミッドの形をしています。
よって先の方が空洞になりやすいので、爪楊枝で先に埋めておきます。
絞り袋でチョコレートをすり切りまで流し込みます。
型を叩いてチョコレートの中の空気を、なるべく流します。
斜めに傾けて型を優しく叩き、余分なチョコレートを落としていきます。
余分な部分をヘラで削いでフラットにしましょう。
黒みつきな粉ガナッシュを作ろう❗️
①ミルクチョコレート 226g
②きな粉 12g
③水飴 16g
④無塩バター 8g
⑤生クリーム 116g
⑥黒みつ 32g
小鍋に③〜⑥を入れ沸騰させ、①、②の入ったボールに注ぎます。
ホイッパーを縦にしたまま空気が入らないように、ぐるぐる混ぜて乳化させます。(サラサラしていたガナッシュがもったりしてきたらOKのサインです)
ガナッシュを絞っていきましょう!
作りたてのガナッシュは温度が高く、絞ってしまうと型のテンパリングが外れてしまいます。
室内で温度を下げておきましょう。
この間僕らはスーパーに散歩🚶♀️に行き、子供達はお小遣いでお菓子を買ってました。
この後チョコレートで蓋ができる位の量を絞っていきます。多ければ多いほど美味しいですよ❗️
絞り過ぎてしまったらヘラで平にならします。チョコレートが汚れて傷みやすくなるので、なるべくやらない方が良いですか、お家で食べるものなので、あまり気にせずで!
この状態でガナッシュが結晶化するまで、室温で置きます。リビングは暖房や冷房がついているので、廊下でいつも結晶化を促します。
蓋をしていきたいと思います
1日経って結晶化したガナッシュに、テンパリングをしたチョコレートを流します。
ヘラで極力薄く伸ばしていきましょう。
このようにピラミッドの形がハッキリ見えるように、整えたら反対にして一晩置きます。
完成したので感想をどうぞ!
しっかりとテンパリングできたチョコレートは、縮む習性があります。なのでこのように型から簡単に外すことができます。
長男くんの感想
「大変だったけど出来上がりが楽しみだから頑張った。きな粉と黒みつが甘くて美味しかった。」
だそうでした。定型分かな?
何にせよ楽しく美味しくできて良かったです!
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