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自社ブランドの成長と良い文化や雰囲気の醸成

2021年の今日が最終営業日ということで、締めくくりのエントリーでも書いてみます。今年は、一言で言ってしまえば、自社ブランドが大きく伸びて、会社にも良い文化や雰囲気が醸成され育まれてきた。そんな年だったと思います。

自社ブランド事業が売上の30%水準へ

今年は、自社ブランド事業が全売上の30%を超えるようになりました。自社ブランドを始めたは2015年4月ですが、その時に、とりあえず全体の30%ぐらいまで行けば、事業としてそれなりの影響も出てくるし、社員の意識も変わってくるだろうと、初期の比率目標としては30%を掲げたんです。

6年以上かかりましたが、今年、やっと当初思い描いた比率になりました。
計画上はもう少し早くに達成するはずだったんですが、自社ブランド事業が伸びると、OEM事業も伸びたりで、なかなかシェアは上がらないジレンマもありました。この2年は自社ブランドがかなり大きく飛躍してくれ、一気に30%を超える水準になりました。(全体の売上も伸びつつ、自社ブランドのシェアが上がったのが大きいです)

そして当初目論んでいた通り、自社ブランドのシェアが上がったことによる事業への好影響、社員の意識変化が目に見えて現れてきました。

事業面での好影響

事業面では、限界利益率が大幅に改善したことで、かなり経営はしやすくななってます。なにせ売上が伸びながら、損益分岐点は2年、3年前からそんなに変わらない水準でキープできてるのです。利益が出しやすい体質になってきのたで、逆に、投資もしやすい、そんな状況です。

ECの売上が伸びて、キャッシュフローもかなり改善されてきています。OEM事業の時は、遅いところだと3カ月手形などもあったので、毎月数回の入金があるECはとても有難いんです。

社員の意識も変化してきた

社員の意識も大きく変わりました。

これまで自社ブランド事業は、所詮、特定部署やチームがやってること、社長の肝入りでやってること、ぐらいの位置付けに捉えてる人も少なくはなかったと思います。しかし、ここ最近は、社員の多くが、自社ブランドを伸ばすために自分は何が出来るか、何をしなければけないか、を考えてくれるようになってきました。そして、実際、色んな部門のメンバーが、自社ブランド事業の取り組みに協力してくれています。

営業部のベテラン主導で、tiktokアカウントが開設されたり。フォロワーも少しづつ増えてます。

ベテラン営業マン中心に日々の木村石鹸が公開さている

いつの間にか実演販売のコンビが誕生してたり。

ベッテラン千田とほめるーね円道
いつのまにか芸名が出来てた

イベントや催事でも、営業や開発など色んな部門のメンバーが集結して協力して盛り上げてくれたり。

部門超えてイベントに協力

自社ブランドに関わる提案が増えてきた

木村石鹸では半期に一度、「投資額決定委員会」という名称で、全社員の翌半期の貢献内容提案と月額報酬額の提案をマネジャー陣が検討・議論をする会議が開かれます。

ここで全員の自分はどんな貢献をしようと考えてるかという提案を検討するんですが、この提案内容がかなり変わってきました。自社ブランドに関わるものが凄く増えてきたのです。

社内ではずっと、自社ブランドが特定の部門やチームのやるというようなものではなくて、全社でそこに取り組んでいかないといけないものだ、ということは繰り返し話してきました。自社ブランド事業がメイン事業になると、社内のオペレーションや仕事の進め方、優先順位など、既存の事業で築かれてきたものを変えていかなければならない場面が多々あります。今までは、どちらかといえば、自社ブランドがサブ事業だったので、自社ブランドのオペレーションがイレギュラーという扱いでした。それが徐々に、自社ブランドがメイン事業という意識が生まれることで、各部門も自社ブランドをどう効率よくオペレーションしていくかに向き合ってくれるようになってきました。

また、自社ブランド事業を若手が牽引して、成果をあげてきたこともあってか、社内で若手をどう伸ばすか、輝かせることができるのか、そんな意識が自然と育ってきています。ベテランが積極的に若手をサポートし、若手もどんどん新しいことにチャレンジする、そんな雰囲気や文化が醸成されていました。これも自社ブランドが伸びて、会社が数値面でも良くなってきたことも大きかったのだと思います。

社員が一番自慢できる会社を目指して

来年はこうだ、何年後かにこうなる、みたいな具体的な姿や目標は掲げていません。一応の予算や計画はありますが、そういう計画よりも大事なのは、社員が自分たちが働きたいと思える会社を自分たちの手で作っていく、作っていけることだと思ってます。
自社ブランド事業は、自分たちでやらないといけない領域が非常に多いのですが、その分、自分たちの意志を反映させやすい事業です。自社ブランド事業を伸ばしていくことで、もっと木村石鹸が、自分たちにとって魅力的な会社にしてけると良いなと思ってます。そういう実感を社員一人一人が持てると最高だなと思ってます。

社員が一番自慢できる会社を目指して。
2021年もありがとうございました。2022年からもよろしくお願いします。

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