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国語科っていい科目なのよ

優秀な国語教員は教科指導しながら同時に
生活指導ができる-私の持論です。

自分が国語科の教員で本当に良かったといつも思います。

すべての言語活動は豊かな思考と教養の源です。
センター入試(共通テスト)の評論文は
アカデミズムからの手紙・メッセージです。
現代を理解する上で欠かせない「近代化」についてだったり、
人生において大切な視点を示してくれることがあります。

お説教臭くなく自然にこれら大切なことを解説でき、
読解力を高め、ついでに受験のテクニックも身につく。
いいことだらけなんですホンマ。

しかもそれを一斉授業でやったり個別でじっくりやったり
パターンを変えながら丁寧に違う題材を繰り返していく。
こちらも飽きずに楽しみながら解説できます。

井上陽水の世界がテーマだった年のなんか最高です。
何回やってもテンション上がります。
こっちが楽しそうだと生徒も乗ってくれることが多い。
思えば自分が高校生の時も、先生が好きなことについて
ニコニコしながら話していると聞く気になったものです。

今日はこの子にどれをやってもらおうかなとかワクワクします。
目先の餌に食いつくような行為とは真逆の知の冒険。
私が提供したいもののひとつです。

こんなことができるなんて、
あー、国語教員で良かった。
(ブルゾンちえみの言い方で)

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