モバイルペイメントBeam/口座データAPI Bankedが資金調達ー今週注目のFintechスタートアップ
twitter: yudamasak1
11月3週~11月4週の資金調達、M&Aのニュースから気になったFintechスタートアップを紹介します。
Beam / モバイルペイメント
出典:https://www.beamwallet.com/
設立年:2012年買収元:Majid Al Futtaim買収金額:不明
Beamはドバイ発で、シドニー、ヨーテボリにもオフィスを構えるモバイルペイメント&マーケティングアプリを提供する企業です。ユーザーはBeamを使うと、スマートフォンで簡単に決済、支払い管理ができることはもちろん、支払いの最大30%までのキャッシュバックを現金(ディルハム)でもらえます。すでに750,000以上のユーザーがおり、特に中東エリアのモバイルコマースのキープレイヤーとされている企業です。
買収したのは、「Majid Al Futtaim」
ドバイを拠点に中東・北アフリカ地域でショッピングモール・ホテル・シネマコンプレックス等、商業施設の開発・運営などを行っているUAEのリーディングカンパニーです。ドバイ最大のショッピングセンター「Mall of the Emirates」も運営しています。
今後はMajid Al Futtaimの持つ小売店や施設にBeamを導入し、店舗と顧客のオンラインでのタッチポイント構築を行っていくようです。
Banked / 口座データAPI
出典:https://banked.com/
設立:2017調達先:Backed VCラウンド:シード調達額:£1.5M≒2.2億円
Bankedは銀行や企業、個人が口座データをより活用しやすくすることで、それぞれの「信頼されたチャネル」になることを目指す英国のスタートアップです。現在はテストクライアントに対してβ版を提供しており、正式ローンチは2019年Q1になる予定。詳細は不明ですが、銀行口座データを安全な形で処理、パッケージ化し、APIを通じて提供するとのこと。
当初の主な機能は以下の通り。
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