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スマホデジタルバンクMonzo/AI経費監査AppZenが資金調達ー今週注目のFintechスタートアップ

twitter: yudamasak1

10月5週~11月1週の資金調達、M&Aのニュースから気になったFintechスタートアップを紹介します。

1. Monzo / スマホデジタルバンキング

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出典:https://monzo.com/

設立年:2015/02
調達先:General Catalyst, Accel, Thrive Capital, Passion Capital, Goodwater Capital, Orange Digital Ventures, Stripe
ラウンド:シリーズE
調達額:£85,000,000 ≒ 約125億円

英国の若者に大人気の銀行アプリ「Monzo」

特徴としては、

・口座開設がアプリで簡単(パスポートなどのIDと個人情報入力のみ)

・店舗なし

・自動で家計簿を作成

・海外利用時の為替手数料ゼロ

・個人間送金(Bluetoothで送金できる)

・デザインに力を入れており全体的にUXが抜群

といった点が挙げられます。

今回シリーズEで約125億円を調達し、バリュエーションは約1,400億円、いわゆるユニコーン企業になりました。現在のMAUは80万、NPSが約80という驚異的な数値で成長中。調達した資金で彼らの顧客コミュニティの中で要望として上がっている機能を引き続き追加しながら、英国でさらにサービスを広めたいとのことです。

2. AppZen / AI経費監査

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出典:https://www.appzen.com/

設立年:2012/12
調達先:Lightspeed Venture Partners, Redpoint, Resolute Ventures
ラウンド:シリーズB
調達額:$35,000,000 ≒ 約40億円

AIを活用した経費の監査システムを提供する「AppZen」

既存の会計システムや、カメラで撮影したレシートなどからデータを抽出、自動で振り分けて経費精算レポートを作成してくれます。また、社内ポリシーやオンラインの情報などと照会して、経費の妥当性や不正をリアルタイムに検知してくれる監査機能をAIで行ってくれるのが特徴です。これにより、企業は無駄な費用の削減ができたり、経費を確認するための人件費を削減できたりします。

今回の資金調達を通じて今後はチームの規模を拡大し、商品のスコープを広げて企業のあらゆるビジネスプロセスの自動監査ができるプラットフォームにしていきたいとのこと。

経費の確認って膨大に手間がかかっていたり、それ故にきちんと見ることができていなかったりする企業が多いので、解決のインパクトがありそうですね。

今週は、MonzoとAppZenをご紹介しました。


twitter: yudamasak1

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