AIチャットボットCharlie Finance/英国チャレンジャーバンクRevolutが資金調達ー今週注目のFintechスタートアップ
twitter: yudamasak1
11月4週~11月5週の資金調達、M&Aのニュースから気になったFintechスタートアップを紹介します。
Charlie Finance / AIチャットボット
出典:https://www.hicharlie.co/
設立:2016/5調達先:People Venture Partners, Norwest Venture Partners, Uncork Capital, LAUNCHub Ventures, Frog Capital, Peterson Partnersラウンド:シリーズA調達額:$9M≒10.2億円
Charlie Financeは、テキストを使ってチャット形式でお金のアドバイスをしてくれるAIアシスタントサービスを運営しています。お金のことを他人に相談しにくいと思っている人たちに、気軽に使ってもらえるサービスを目指していて、Charlieという可愛らしいペンギンのキャラクターが印象的です。また、アプリではなく、Facebook MessengerもしくはSMSを利用するという点もサービスの特徴となっています。
ユーザーがクレジットカードや銀行口座情報を連携すると、Charlieが利用履歴などを分析した上で、より魅力的な電話料金プランの提案やその他節約のアドバイスなどをしてくれます。
2016年のリリースから約25万人に利用されており、現在月次平均+30%で成長中とのこと。また同社いわく、以下のような傾向から、一般的にFintechの手の届かない人たちに使ってもらえているようです。
・ユーザーの80%が女性
・平均年齢27歳
・ユーザーが最も頻繁に使っているお店はマクドナルド
・ヒューストンのユーザーが最も多く、普及率が最も高いのはユタ州
女性ユーザー比率80%は驚きの数値。
現在は完全に無料のサービスでマネタイズできてませんがら、将来はオプション機能付与などによる課金モデルでのマネタイズを想定しています。今回の資金調達は、さらなる顧客拡大、機能追加や新たなパートナーシップ構築のためとのことで楽しみです。
参考:
Revoult / チャレンジャーバンク
設立:2015/7累計調達額:$336.4M≒380億円
資金調達のニュースではないですが、英国のスタートアップ"Revoult"がまもなく日本でサービス開始予定とのニュース。同様にシンガポールでも事業認可を取得しています。
日本では規制の関係で口座の開設ができないなど制限があると思われますが、どのようなサービスを提供してくるか注目です。すでに楽天、損保ジャパン(SJNK)、凸版印刷と契約を結んでいるようで、今後彼らと連携したサービス展開も予想されます。
参考:https://jp.techcrunch.com/2018/11/30/2018-11-28-revolut-is-ready-to-launch-in-singapore-and-japan/
twitter: yudamasak1
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