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【TSMC(台湾セミコンダクター)】2024年第1四半期決算

■決算内容


□EPS:$1.38 (予想$1.30)
□売上高:188.7億ドル(予想183.1億ドル)
 ・売上前年同期比+12.9%
 ・売上前期比-3.9%
 ・2024年第2四半期ガイダンスは196億ドル〜204億ドル(予想194.4億ドル)
□売上総利益率(GrossMargin):53.1%(予想:52%~54%)
□営業利益率(OperatingMargin):42%(予想40%~42%)
□売上構成比

出典:TSMCHP https://www.tsmc.com/japanese

 ・HPC売上構成比+3%
 ・スマートフォン売上構成比−16%

□セグメント別収益

出典:TSMCHP https://www.tsmc.com/japanese

 ・5nm、7nmが増加。
 ・3nmが減少。

■考察


・業績およびガイダンスを上回る好決算でした。高利益率を維持しており、強気の経営が出来ていると考えられます。
・スマートフォン需要が少ない中で好決算を出した印象です。AI機能搭載のiPhoneが販売となりヒットした場合、大幅な増収が期待出来ます。
・NVIDIAのCPUを含む、HPC売上構成比が上昇していることが生成AI需要の増加を裏付けています(AI需要は強い)。一方で前期決算時はQoQで17%上昇していた為、欲を言えば3%以上の上昇が欲しかったです。次回決算においてもHPCの上昇率には注視したいです。
・Apple製品で使用が期待されている3nmチップ収益は低下。高い計算性能とエネルギー効率を持つ5nmチップはAI製品の中核部分(特にプロセッサ)に使用されており高い収益力があることが読み取れる。AI需要はとても強いです。
・時間外で株価は-2.41%となっておりますが、AI需要を感じる決算内容でした。


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