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はじめての直島1
2022年12月末にはじめて直島に行ってきた。
10年程前にある地方の同じ様にアートで地方再生を図る場所に立ち寄ったことがあり、そこはアートに対する造詣の深さ、コンセプト、見せ方全てがあまりにもお粗末だったためアートを起爆剤とした地方再生に懐疑的になっていた。
地方自治体や公的資金が投入されると基本的に本質にフォーカスして仕事をするのが難しくなり、人間関係の中で政治が始まりゴミのような仕事が出来上がるというのが日本における構図となっているので、直島も同じ様なものだろうと勝手にたかを括ってずっと避けていた。
しかし杉本博司のガラスの茶室の定位置が直島に決まったという話を聞いて突然直島に興味が湧いてきた。
以前京都の京セラ美術館でガラスの茶室を見たことがある。
美術館の中庭にある池の上に設置されたその茶室は偶然までも計算されたかのように美しく、まるで宙に浮いているように見えた。
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また改めてこの茶室を見たかったというのもあるが、常設を直島にしたというその決定が興味を湧き立たせてくれた。
元々持っていた直島に対しての前情報は、杉本博司ギャラリーがあるということ、ガラスの茶室があるということ、大竹伸朗のI♡湯があるということくらいで(草間弥生のかぼちゃは知っていたけど、個人的に全く興味がなかった)、その三つが基本的には今回の旅行の大きな目的だった。
土地勘も全くなかったので、軽く調べて杉本博司ギャラリーの一番近くにあるのがBenesse Park Hotelだと分かりそこを予約した。
そして出発当日、東京駅から新幹線で岡山駅まで。
そこから在来線を乗り継ぎ岡山県の宇野駅まで、徒歩で宇野港まで行きフェリーで直島の宮浦港へ到着。
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草間弥生のかぼちゃは全く興味なかったが、一応押さえておく。分かりやすさって大事。
東京駅を朝6時過ぎに出発し、直島に着いたのが12時半くらい。
宮浦港から歩いてすぐの場所にI♡湯があり、13時オープンとのことでまずはそこに向かう。
ちなみにI♡湯は刺青OKのいわゆる銭湯スタイルで安心。
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