≪Vol.237≫全然うまくいってない~外国人と働く~
外国人と働くをテーマに237回目の記事を書いていますが、
これまで4年以上236回も「○○したらうまくいきますよ」風な内容を書いているのですが、実際はそう簡単ではないのが現実です。
毎日、毎日いろんな国の外国人メンバーと過ごして、一緒に仕事していますが、「コレが正解」なんて教科書は出来ていません。
ただ「成功」はそれほどしていないけど、いろんな経験を繰り返しているので「大失敗」も起こりづらいだろうと思っています。「失敗」はしょっちゅうあるのですが、「大失敗」の前に止めることが出来るスキルは上がってきているので、それを何かの役に立てればと思い書き記しています。
まず思うのは「日本人だったらうまくいかないけど、外国人だったらうまくいく。」っていうのはほぼないです。
(日本人ではうまくいったけど、外国人ではうまくいかない。はよくある)
商売でいうと「日本人には売れないけど、外国人だったら買ってくれるんじゃないの」という話も今の時代だったらよく聞きますが、実際は「日本人に売れないものをそのまま外国人に売っても売れない」のと同じような感じです。
あと僕は田舎者なので、ときどき地元の人から聞くのですが「都会は人が多いからモノが売れるよ」なんて言うけど、実際は「田舎で売れてないのに、それを都会に持って行っても売れない」というのが本当だと思います。
というように、外国人だから簡単とか、難しいもなければ、日本人だから簡単とか難しいもない。
ただ、人間だから人それぞれとは言うものの、それぞれの国や文化には特徴はあるので、それを踏まえておくことには意味があるという程度です。
実際は踏まえるくらいで上手くいくなら楽なもんですが、そんな楽ではなく、何度も何度も話して分かり合うようなことも当然必要だし、暗黙の了解をなくして、ちゃんとルールを決めることも必要。
ちょっと意外なのかもしれませんが、日本人同士より「信頼関係」を築かないといけないようにも思っています。海外は契約社会とか、ルールで管理するとか、結果がすべてといったドライな面の話を聞くことも多いですが、そもそも「知らない人のことは信用できない」という考えがもとにあったりするので、信頼関係を築けるとちゃんとチームになっていけるようにも感じています。
※日本人の場合は「性善説」の考えが強く、そもそも相手を信じることから始まる文化があるので、その点はスタートが違うように思います。
結局、国籍がどうこう言っても人間なので、変化する生き物ですから一筋縄ではいかない。
モノと違って、変化するから、お互いにしょっちゅうアジャストさせる行動が必要になり、大変は大変なのだけど、それが面白いと思えたら、それは幸せなことだなとも思っています。
ということで頑張ります!
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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