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≪Vol.48≫僕はいくらで売ってもらおうか。

前回の記事で、
相手は食材が欲しいのか、料理がほしいのか?
ということを知ることが大切ということを書かせてもらったのですが、

今回は、自分をいくらで売ってもらうのか?
ということを書きたいと思います。

少し前になりますが、
「100円のコーラを1000円で売る方法」というマンガ形式のビジネス本が売れたことがあったのですが、それの内容に近いかなと思います。

同じ500mlのコーラなのに、

・自動販売機なら100円
・一流ホテルなら1000円

という話です。

売物に付加価値を付ければ、同じものでも価値(価格)は変わるという話が本では書いていますので、気になる方は読んでください。
※マンガなのですぐ読めます。留学生も読みやすいと思います。


さて、本題ですが、
コーラも留学生も同じです。という話です。

今回は自分で自分を売る。
のではなくて、
誰かが自分を売る。
場合なのですが、

これが思い通りには絶対に行かないので、難しいところです。

ここで大事な注意点があります。

「謙遜する美学」

日本人は謙遜することを「善し」とする文化があります。

どういうことかと言うと、
自分なんかは大したことがない。
自分が関わるものは大したことがない。
と、そう思っていなくても言う。という文化があります。

ここら辺は、日本文化になれていない人は本当に理解できないと思うのですが、だんだんそういう人が減ってきているとは言え、よくあります。

個人的な意見としては、自分のことは謙遜してもいいと思うのですが、
自分の周りのことについては謙遜しなくていいと思うので、この文化は誰にとってもあまりメリットがないと思っています。

さて、ここで特に留学生には意識しておいてもらいたいのですが、
上述のような日本の文化があることを踏まえ、
自分をどうやって売ってもらうか?ということになります。

昔ながらの上司だと、
「まだまだ大したことがない人間ですが、面倒見てやってください」
と謙遜して紹介します。
※100円で売ろうとします。

また、風呂敷広げるタイプの方だと
「3言語ペラペラで、○○大学で、寝ずに仕事をするような頑張り屋で、新人離れした実力がある子です。」
と紹介します。
※1000円で売ろうとします。ハードル高めです。

その間だと、
「まだ経験は少ないですが、仕事に対する責任感はありますので、安心して任せてもらっても大丈夫ですよ」
と紹介します。
※500~600円で売ろうとします。

自分はどうやって売ってもらいますか?
黙っていたら、100円で売られてしまいます。

特に留学生の場合だと、
日本語が苦手な場合もあるので、
その部分を積極的に謙遜して、50円くらいで売ろうとする人も結構いるかもしれません。

本当に大切なので、
自分をどうやって売ってもらうのか?
を考えておいて、日頃から自分を売ってくれる人
(紹介してくれる上司など)に自分の売り方を仲良くなったら話してみてください。

もしあなたが
50円のコーラだったらどう扱いますか?
500円のコーラだったらどう扱いますか?
1000円のコーラだったらどう扱いますか?

自分が扱うときと、相手が扱うときの気持ちは
そんなに違いはないでしょう。


僕の会社では、安売りするな、安売りするな、
という教育ですので、どちらかというと高めに売ろうとするタイプですので、もし一緒に働くときがあれば感じてもらえるのではないかと思います。

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