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≪Vol.55≫日本人は政治に関心がないのか!

東京都知事選が終わり、予想通りの得票で「小池百合子さん」が再選しました。

日本人(今回は都民)はちゃんと政治に関心を持って選挙に行っているのか!
なんて声もちらほら聞きますが、
しっかりすべてを理解して投票するというのもなかなか難しいことです。
政治家、国家公務員、専門家が言っていることが全部わかるくらいなら、
そういう仕事をした方がイイんじゃないかと思うので、
難しいとは思います。

さて、私は外国人留学生と仕事をするようになって、
【海外の選挙・政治ってどうなってんだろう?】
と気になるようになりました。

日本って、変なの?普通?すごい?
何なんだろうと。
日本にいると、もっと関心持って選挙に行けよ!っていう
声の方が大きいようにも思うですが、海外はどうなってるんだろうと。

ちなみに日本は選挙権が18歳になったのが2016年。
選挙は20歳からだろう!それが大人になったってことだろう!
みたいに思っていましたが、
海外ではほとんどの国が18歳からなのです。(176カ国)
オーストラリアは16歳、韓国は19歳、一番遅くてアラブで25歳です。

世界的に見たら「18歳が普通」なんです。

今回、東京都知事選の投票率が「55%」でした。
『もっと選挙に行けよ!』『インターネットの投票にしろよ!』など
投票率を上げようとする声は大きいのではないかと思いますが、

これって、世界的に見たら投票率は低いのでしょうか?

ちなみにアメリカの大統領選は世界的にも注目されていて、
世界中でテレビ中継などされているのではないでしょうか?
その大統領選の投票率はいくつでしょうか?

≪48.62%≫※過去最低

過去最低で、過半数を下回っています。
他のデータを見ると、
18歳~29歳の若者は35%と非常に低い数値です。

こう見ると日本の投票率が一概に低すぎるとは言えません。

では、他の国ではどうでしょうか?

1位:ラオス(99.6%)
2位:ベトナム(99.5%)
==
5位:シンガポール(93.5%)
6位:オーストラリア(93.2%)
59位:イタリア(75%)
84位:ドイツ(71.5%)
97位:カナダ(68.5%)
107位:イギリス(66.1%)
148位:フランス(55.4%)
158位:日本(52.6%)
185位:アメリカ(45.4%)
※国際機関発表

日本は158位とかなり下位に位置しています。

シンガポールやオーストラリアの投票率は非常に高いです!
その理由としては「投票に行かないと罰則がある」
という大きな理由があります。
イタリアも義務化されていますが、罰則はないようです。

驚くべきはラオスやベトナムは義務も罰則もないのに、
全員投票へ行くということです。
これはもう、そういう教育なのでしょう。

というように、
日本には日本の事情。
海外には海外の事情
があります。

日本では日本のルールに従う必要があるので、
今の日本に悲観をする必要もないのですが、

こういうグローバルな時代においては、
いろんな事情の文化、教育を受けてきた人々が日本にいるということです。

「日本って変なの!」って思う人もいれば、
「日本ってすごい!」って思う人もいる。

日本人はそういう人たちがいる、ということを知っておく必要があるし、
日本に住む外国人留学生・社会人も日本は自分の国とは違うところもある。
ということを知っておく必要がある。

さて、小池都政2期目がスタートしますが、
外国人の受入環境や国際的なコミュニケーションなど、
グローバリズムは進むのでしょうか?

今日から、東京都は小池都政2期目とはなりますが、
新しいページが開かれました。
政治にも注目です。

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