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≪Vol.167≫福留孝介選手の引退

いつもと内容は全然違うのですが、
1人のレジェンドプレイヤーのフィナーレを迎えたので、感慨深い気持ちになりました。

あまり野球について自分で話したり、書いたりすることもないのですが、
昨日、引退された福留選手のお手伝いをさせてもらっていたことがあります。福留選手がシカゴ・カブスでプレーされているときに、一緒にシカゴに住ませてもらって、お手伝いをさせてもらっていたことがあり、その後も福留選手については個人的に注目していました。

もう10年以上前になるのですが、シカゴで学ばせてもらったことは今の外国人留学生の仕事にも深くつながっているように思っています。

福留選手と言えば、野球に少し興味持ったことがある人ならほとんどの人が知っているスーパースターです。
高校時代は甲子園でも大活躍したスターで、日本プロ野球界でもドラフト始めプレーでもその名を轟かせたスターです。
おそらく世間の印象としては、とても強いイメージがあると思うのですが、野球に取り組む姿は本当に真摯で、メディアで見るような派手な部分と、メディアでは見えない地道な部分のギャップもすごくあり、素人ながらに見ても、この方はずっと野球のことを考えて、ずっとバットを振っている方だなと思っていました。

昨日、川上憲伸さんもおっしゃっていましたが、
普通に福留選手の手を見ると、人間の手じゃないような使い込まれた手のひらは、まるで「石」のようなゴツゴツした感じで、またその見た目とは裏腹にその手に宿るバットの感覚たるや常人にはわからないような繊細な感覚があるのだと思います。

もしかすると晩年の福留選手のイメージが残っている方だと、
体が大きく、あまり「走る」イメージはなかったと思うのですが、
自主トレ期間中なんかは、基礎的な体作りのためにずっと走ってらっしゃるというイメージがあります。またウエイトではなくバットを振って、振って下半身を強化したという話もありますが、それと同様に走って走って下半身作りも相当されていたのではないかと思います。
昨日のテレビの放映でも、外野のウォーニングトラックのところをずっと走っていらっしゃいましたが、そんなのが日々当たり前に45歳まで続けられたのだと思います。

僕は本当に運よく、自分が好きな野球の世界で、そんなスターの皆さんとご一緒できたので、スターの「本当の姿」を見せてもらったのは幸運で、
メディアで見るような成績や年俸のような華々しいものの裏には、
地道な地道な練習があり、周りや世間がどんなことを言っていたとしても、すべては自分の技術、結果で納得させ、黙らせるようなそんな覚悟を近くで見せてもらったことは僕にとってとても大きな財産です。
やっていることは違えど、今、僕がこうやって何かを続けられているのは、そんな偉大な先輩方の背中を追いかけているのかもしれません。

福留選手、本当にお疲れさまでした。
福留選手の野球人生の1ページのお手伝いが出来たことは、僕にとってはとても誇らしいことです。本当にありがとうございました。

今日も最後までありがとうございました。

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