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<Vol.5>自分が出来ないから頼んでいるという気持ちを持つ
日本の場合は先輩・後輩の上下関係が非常に重きが置かれていると思います。年齢が上だからいい仕事ができて、学生だから若いからいい仕事ができない。という考えを持つことはよくあると思います。
これは日本人だとか外国人だからということではないのですが、特に対外国人の場合に顕著に出る場合があります。
日本に勉強に来ているのだから、勉強のために無料で通訳をしてほしいとか、無料で翻訳をしてほしいというようなことが良くあると聞きます。この仕事を受けるか受けないかはその人の判断でよいと思いますが、
外国人だからとか、学生だからという理由だけで、価値が低いという判断をすることはとても危険な判断となります。
確かに社会人経験がある人の方がビジネスの能力が高い場合は多いし、日本人の方が日本語力や日本文化に対する理解が高い場合はあるが、そういう先入観だけで相手に向き合うと絶対にいい人とめぐり会うことが出来ないし、めぐり会っていたとしてもあなたといい関係になれない可能性が高いです。
これからの時代においては年功序列も終身雇用もなくなっている時代なので、年齢だけで判断はせず、その人のスキルがあなたにとって必要なのかどうかを見極めることが必要です。
そして必要なスキルを持っている人には、必要なだけの対価を支払うことが大切です。
例えば中国語を通訳してもらう仕事なら、いくらお金を積んでも多くの日本人にはできないことです。その出来ないことを日本語と中国語を話せる中国人、台湾人、香港人に依頼するわけですから、彼らはそれだけの価値があるということになります。それは学生だろうが、社会人だろうが、関係ないです。
ここでは極端に外国人や若者を擁護するようなコメントを記していますが、それくらいの気持ちで向き合うのでちょうどよいと思います。自分の仕事に価値があればボランティアでも助けてくれるし、値引き交渉も企業にとっては必要なことです。
ただ、正しい判断(フラットな気持ち)をせず、外国人に向き合った場合には、2度とあなたの助けになってくれなくなるということです。外国人も日本人も同じ人間ですから誰のもとで学びたいのか、誰のもとで働きたいのか、は国籍などは関係ないということです。
もう一つ絶対に言えることは、正しい目で向き合えば、あなたを助けてくれる外国の方はたくさんいるということです。
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