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21.USP分析Part1:新聞各社編

そもそもUSPとは何か?

USPとはUnique Selling Propositionの頭文字を取ったもので、
意味としては「他社を追随するだけの競合を引き離す独自の魅力的なアイデア」を指します。

なぜUSP分析をするのか?(目的の明確化)

まずは知り、アイデアの材料にするため
4月から社会人。自分が企画や営業をする際に、競合他社を突き放すくらいの成果を出すために、USP構築やUSPのアピールは欠かせないと思う。そこで、今回実例からUSPやそのエッセンスを知ることで、どんなものがUSPになりうるのかを学ぶ。そして、自分自身がUSPを構築する際にその学んだことを生かせるようにするため。

分析力向上
自分自身がUSPを構築する際に、前提として、他社のUSPを理解する必要がある。
それは、他社の理解があって、初めて差別化ができると思うからだ。
そこで、 USPを分析し、理解することができないと話にならないので、その練習も兼ねて今回USP分析をする。

p.s.今回新聞社を調べるターゲットとしたのは違いがよく分からないためだ。そこで詳しく調べることで、新聞各社の違いが見えてきて面白いのかなと感じたから。

USP分析スタート!!

・漫画で差別化
思い返してみると、新聞には4コマ漫画がついています。
有名どころでいうと「コボちゃん」があると思います。今はもう連載が終わっていますが、今なお人気テレビアニメの「サザエさん」も以前は新聞に漫画が掲載されていました。
このように掲載する漫画も差別化要因の1つなのかなと思います。
<抽象化>
・(あくまで主観ではあるが)新聞は読むのに苦労するので、ちょっとした楽しみや気分転換として掲載されている
・毎日のちょっとした楽しみを増やす

・内容で差別化
例えば、経済に特化した日本経済新聞やスポーツに特化したサンケイスポーツなど新聞に書かれる記事の内容で差別化している。
<抽象化>
・ターゲットをより絞っている。朝日新聞や読売新聞は網羅的に情報を扱うイメージだけど、一方で、スポーツだけを読みたいとかより経済について詳しく読みたいという方のために作成したのではないか?

・コラムで差別化
例えば「質問ドラえもん」や「天声人語」など。ちょい読みにぴったりな記事を作ることで、他社と差別化している新聞社もあります。
<抽象化>
・天声人語はともかく、質問ドラえもんは子供も楽しめるようなコンテンツなので、(あくまで僕の先入観だけど)子供も新聞を手にとるようになる
・好奇心をくすぐるコンテンツ
・ドラえもんというキャラクターも重要。親近感が湧く。

・スポーツチームを設立
読売新聞は巨人、中日新聞は中日ドラゴンズ。野球の例しかあげることしかできておりませんが、スポーツチームを設立することで、ブランド的な面で差別化になっているのかなと思います。
<抽象化>
・広告塔を作る。→第三者を支援することで、自社の名前が広がる

・料金で差別化
大手新聞会社の一刊あたりの料金は基本的には変わりありませんが、東京新聞が数百円であるが、一番安かった。
<抽象化>
・金額はUSPを構成しうる。

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その他気づいたこと

・ USPというか他社との違いだったな
あくまで調べた範囲ではあるが、USPを構成するのは価格、内容、ブランドの大きく3つ。しかし、ブランドはともかく、価格、内容は真似できないものでもないと思う。なので、もっと障壁というか、他の新聞社がついていけないようなUSPを作ることもできるのではないかと思う。

・コンセプトで差別化してもいいのかなと思った
ただ、新聞を売るだけでなく、「世の中を網羅的に知る」「読みやすく、わかりやすい」などのコンセプトを押し出しても他社との差別化に繋がるのかなと思う。
もしかするともうやっているのかもしれないが。

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