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マネーフォワードサマーインターン2022

はじめに

ここでは、2022年10月3日~10月14日に参加したマネーフォワードサマーインターンシップの概要&やったことについて書いていこうと思います。
また、あくまで私目線の情報ということを念頭に置いて読んでください。

概要

サマーインターン情報が集約されたページが見当たらなかったので、記憶を頼りに書いていくのですが、2022年のマネーフォワードサマーインターンは基本的に以下の日程で行われました。

  • 8月前半

  • 8月後半

  • 9月前半

  • 9月後半

10月前半参加の私は、それ以外の日程で参加したことになります。私と同じ期間にサマーインターンを行っていた学生は2人いました。
どのパートも、実施期間は基本2週間です。(ML系のインターン生は1か月間という話を聞きました。)
希望した部署に配属され、OJT形式で実際の業務にメンバーの1人として、アサインされます。
もちろん人事の方もバックアップしてくれるのですが、基本的にはメンターの方主導で進んでいくので、メンターとの相性が大切なインターンだなという印象を受けました(ま、OJT形式だと大体そうな気もするが)。初めに言っておきますが、今回の私のメンターはお世辞抜きで神でした(クックパッドの時と言い、恵まれてますね!)。後に、インターン期間中にやったことの説明パートがありますが、メンターや周りにいた社員によっても、結構変わってくる気がするので一例として見て下さい。

マネフォのインターンでは、参加期間が学生ごとに異なるため、学生同士の交流のタイミングが少なくなります。そのようなことも考慮して(?)、7月にはサマーインターンに参加する学生を集めて、事前イベントが開催されました。
事前イベントでは、アイスブレイクツールを使って、インターン生同士の交流を行いました。3か月前の事なので、あまり詳しく覚えていないですが、「価値観」を元に参加者同士への理解&自分自身への理解を深めていくようなもので、結構楽しかった記憶があります。

なぜマネーフォワードサマーインターンに参加したか?

まず、シンプルに自分が「マネーフォワード MEのユーザー」だからというのが、インターン参加の1番の理由です。

MEを4年以上利用することでもらえるバッジ

「自分が利用しているサービスの中身を見てみたい!」というのは、多くの人が共感してくれるのでは、ないでしょうか?
そして、インターン内容もOJT形式で、さらにMEの開発を行っているチームへ配属可能とのことだったので参加しました。
正直、インターンへの参加が決まったのが5月頃で、半年近く前の話になるということもあり、当時思っていたことはあまり覚えていないのですが、「エンジニアの社用語を英語にする予定」みたいな話を聞いてそういったところにも興味を持った記憶があります。

インターン期間

私は、上でも書いていた通り、マネーフォワード MEを開発している部署でインターンを行いました。
同じ部署の1人がメンターとして、業務内外様々なことを教えてくれます。

1日目

1日目は、新入社員オンボーディングです。
私たちインターン生も10月入社の中途採用等の方々とほぼ同じ研修を受けます。研修と言っても、説明を聞くことがメインですが、これがかなりの量ありました👼
1日目でインターン生として言うことはほとんどないのですが、1つかなり驚いたのが、10月入社の社員の数です。(具体的な人数は言ってよいのか分からないので伏せます)4月、10月が節目のタイミングで多いのかな?とか思っていましたが、後日話を聞くと毎月それくらい入っているとのことで、マネフォの成長の勢いを感じました。

2日目

2日目から、チームへ配属されました。
私は、毎日出社して「雰囲気を掴みたい!」と思っていたので、ここから毎日出社することになります。
2日目は新入社員オンボーディングの続きとPCの環境構築を行いました。
環境構築が

  • brewをインストールする

  • gitを入れて、ログインする

  • 環境構築用のレポジトリを持ってきて、コマンド一発叩く

で終わったのは、感動しました。

2日目以降、夕方にメンターの方が振り返りの1on1を毎日行ってくれました。
マネフォのインターンでは、まずインターンの目標を立てます。
その目標を元に、

  • その日どんなことを行ったか?

  • それはどうだったか?

  • 目標を達成するためには、あとなにをする必要があるか?

等を中心に1on1を行ってくれます。
特に、期間が限られたサマーインターン中は、インプットの量が膨大です。やることや学んだこと、やりたいことなどが、散らかってごやごちゃになりやすいので、毎日それを整理できるこの時間はとても良かったです。

オフィス内のとある会議室にあるイチオシの可愛い壁

3日目以降

3日目以降はタスクの説明が行われ、実際にタスクを行っていきました。
これもどれくらい話して良いのか知らないので、詳細は書きませんが、MEの新機能のタスク(複数ある中の1部)を行いました。
事前の面談で「どのようなタスクが良いか?」みたいな話を聞かれたり、インターン中にやるタスクを説明された後も、「このタスクで満足できそうか?」のような話をメンターが聞いてくれたりする等、本人の希望をかなり反映してくれるなという印象でした。

「エンジニア→PdMみたいなキャリアを考えているんですよね~」みたいな話を元からしてたのもあり、インターン中に行ったものは

タスク① PdMチックなタスク
タスク② それを元にロジックを考え、実装していくタスク

の2つのパートに分けることができます。
タスク①では、MEの実際の開発データを見ながら作業できたのが、面白かったです。
タスク②では、大規模なサービスの実装を行う際に、考えないといけない、計算量の問題だったり、機能の運用・保守コストだったりを考慮してロジックを考えるところが勉強になりました。また、PRではどんどんコメントが付き議論が行われるため、こういった環境で働くことは自己成長という観点から見ても、非常に重要だなと感じました。

MEのチームでは、スクラム開発が行われています。
スクラムイベントに参加できたのも、このインターンでの良い経験の1つだと思います。
スクラムイベントには、

  • デイリースクラム

  • スプリントプランニング

  • スプリントレビュー

  • スプリントレトロスペクティブ

等があります。
スプリントの振り返りは、miroを使ってわいわいしながら振り返りが行われていました。
こういったわいわいする時間というのは、リモートワークではなかなか取りづらくいので、このようなイベントがあるだけでチームの雰囲気に良い影響がでるのかな?と思ったりしました。
また、miroも最近導入したという話しを聞いて、常に「より良くしていこう」みたいな精神がいいなと思いました。(他にも環境構築の時など様々な場面でそういう精神を感じた)
※ちなみに、マネフォは週1で出社して、チームメンバーとコミュニケーションとろうねみたいな働き方です。もちろん、毎日出社しても良いです。

また、このインターンの良かったところは、1on1を様々人と行えることです。
私は周りに恵まれていたのもあり、2週間の間で、PdM4人、フロント1人、拠点長(?)1人、内定者1人の計7人+人事&メンターと1on1を行いました。
特に、キャリアを考えるうえで、様々なPdMの方にお話しを聞けたのは非常に良かったです。

最終日

最終日には、成果報告会がありました。
ぎりぎりまで、タスクを行っていたので、資料作成に追われに追われましたが、何とか形にして、発表を行いました。
もっと、しっかり時間を取って良いものを仕上げてから、挑みたかったなと思う反面、ぎりぎりまで他のタスクや1on1等に時間を使えてよかったと思う気持ちもありました。

インターン中に感じたことなどなど

本当に濃い2週間で、インターン期間中はインプット量が多すぎて、整理が追い付かない、プチパニック状態になっていました(笑)
インターンが終わり、時間をゆっくりとって、整理する中で出てきた「感じたこと」をいくつか自分のメモからそのまま抜粋して、紹介します。

PdMチックなタスクを行って感じたこと

  • 非常に地道な作業で、インターンでやるタスクではない(というか、これに2週間全部の時間を注ぎ込むのは勿体無い)と感じる一方、とても共感できる新機能のための作業だったので嫌ではなかった。

    • 作業内容よりも、なぜそれをやっているか?どういう体験につながる作業なのか?の方が重要なんだなと感じた。

      • なぜやるか?という部分に強く関われるポジションにいるべきかも

  • 実際のデータを見ながら作業できたのは、シンプルに興味深かった。さらに、その作業でできたデータを元に、ロジックを考え、実装するところまで一貫して作業できたのでかなり良いタスクをもらったなという印象。

PdM1on1を通して感じたこと

  • 「PdM≒アイデア(機能等)を考える人」と言うイメージがあった。そしてそこに惹かれてPdMをやりたいと思っていた。その辺の定義をPdM1on1で明確にしていけた。(定義するものでもないかもしれないが)

    • 「PdM≒アイデアたちをなぜやるのか?を整理し、優先順位をつける人」のような定義づけが自分の中でできた。

    • ちなみに、PdMの1人は「PdM≒物事を前に進める人(前を定義する人)」と言っていた。

      • 確かに、アイデアは誰が提案しても良い訳であって、PdMにこだわる必要はない。エンジニアでも提案していけば良い。

      • 「PdMやりたくなる時≒自分が思っている方向にサービスが進んでいない時orなにか新しいことをしたい時」なんだろうなと思った。

      • では、そういった時に「エンジニアリング能力」を武器にしてPdMとして良い成果を出せるように、エンジニアとして経験を積みたい。(今はエンジニアとしてもの作るのがシンプルに楽しいし)

        • 「これを作りたい→こういう風に作ればよいな」と言う見通しが立つようになるとPdMとして良いので、そういったことを考えながらエンジニアやると良い。

  • エンジニアなら、「技術が楽しいから」でなんとか乗り切れる気もするが、PdMやるなら、サービスそのものを心から好きだと思えないとダメそう

    • 会社やチームによって異なるが、ミーティングがかなり多い印象。また、数字をみたり、QAやったりなどなど、エンジニアとデザイナーとマーケの隙間を埋めていくような働き方も必要。割となんでもやりそう。

      • 「自分は割と器用になんでも無難にこなせるタイプ」なので、その辺はPdMという職にマッチしているのかな?と思った。あと、人とコミュニケーションとるのも好きだし。

        • 一方、エンジニアとしては、趣味でプログラムバリバリ書いてます!永遠にプログラム書けます!みたいな人達にはなれないな。と感じる。

          • このプロダクトの価値はどういったところか?このプロダクトでどのような課題を解決したいか?みたいなところが開発のモチベになっていることからも、プロダクトに対して自分が最大限貢献できるのは、PdMという職なのではないだろうか?

ユーザーがたくさんいる90->100のフェーズのサービスのタスクを触ることで感じたこと

  • 個人開発だと、あまり気にならない計算量の話も、MEの規模だと大きな問題になるので、パフォーマンスの観点をしっかり考慮しなければならない。

  • 今後の保守コストを考えてルールやロジックを作らなければならない。

  • 既存ユーザーへのハレーションが少なく、かつ良いなと思われる(ある程度インパクトのある)機能やアップデートである必要があり、難しいなと思った。

  • サービスが大きいと作り手側も人数が多くなる。しかし、チーム構成等により、個々が働きやすい環境になっていた。

さいごに

インターン中に感じたことの項目では3つについて書きました。
しかし他にも、最終日の引き継ぎの際に、自分がスプレッドシートでやっていた作業を「今後こういった風に進めていくね。」といった感じに社員さんが手を加えたスプシを見せながら共有してくれたのですが、この時に「あ、自分はスプシを埋めることが作業の目的になっていて、このスプシは何のために作っているのか?が抜けて作業してたな。」と反省したという内容だったり、
千葉市から港区まで毎日通っていたので、「通勤は短い方がいい」といった、当たり前だけど痛感したことなどなど、まだまだたくさんの感じたことがありました。

このように、非常に感じたこと・学んだことの多いインターンになりました。このインターンで関わったすべての人に感謝しています!ありがとうございました!!!

ちなみに、インターン期間中は社員といったランチはすべて無料になったり、指定したタイミングで2泊分会社近くのホテルに泊まらしてくれるなど、制度としても手厚いインターンでした!


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