ビジョンや人間的成長に逃げるな、という話。


※あくまでも個人の意見です。
 自戒を込めて書きました。


ビジョンや人間的成長などのワードは、大学生になり嫌というほど耳にする。

誇れる関学を共創し続ける(2020年度)
俺が原動力。(2021年度)



とても素敵なビジョンだと思う。


ただ、ある時を境に違和感を覚えるようになる。


人間的成長というワードが蔓延し、果たして「人間的成長とは」について考えるようになった。


抽象度が高く、とても便利な言葉だと思う。


関学サッカー部は、ビジョンを重んじる組織である。


ビジョンの浸透や体現は、大事だと思うし、自らも常に意識している。


しかし、1番大切な何かを忘れているような気がした。


それは、「今を全力で生きる」ことである。


部活でいえば、毎日のTRに本気で取り組む。目の前の球際で闘う。隣の選手よりも1秒速く走る。


こういったことではないだろうか。


その過程にある、葛藤や苦闘を乗り越えた先に、いわゆる人間的成長があると思う。


「結果と過程はどちらが大事」に対する答えは、結果である。


ただ、結果が全てではない。過程を肯定し評価できるのは、結果が出て振り返った時だと思う。


結果を目指し続けた過程だからこそ、価値は生まれるのではないだろうか。


その過程において、ビジョンや人間的成長を逃げに使い、目の前のTRに本気で向き合わないことは、絶対に避けたい。


今シーズンから学生スタッフになった。


選手に比べて、目に見える結果がある訳でもないし、努力が数字として可視化される訳でもない。


じゃ、俺にとっての努力とは。


それは、「選手よりも筋トレをする」ことである。


スタッフに筋肉は必要ないし、ピッチで共に闘うこともできない。


いや、だからこそやる。そう思っている。


これが正解なのかは分からない。

ただ、「自分よりも筋トレをするスタッフ」を見て、影響を受ける選手が1人でもいれば、正解になるのかもしれない。


これが、今の自分にとっての「今を全力で生きる」である。


正解を求めるのではなく、正解にしていくために、明日のTRも頑張ります。







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