vol.1【写真】はじめてのフィルムカメラ
写真に興味があるけど、デジタル一眼レフは高価で中々手が出せない。
そんな方は少なくないと思います。
数年単位で使用する場合、20万前後のデジタル一眼レフを購入した方がお得かもしれませんが、自分が写真に没頭できるか試すためにも、フィルムカメラから写真をはじめてみるのも一つの選択肢です。
フィルムカメラには3種類ある。
・インスタントフィルムカメラ ← カメラの知識がなくても撮影できる。
・コンパクトフィルムカメラ ← カメラの知識がなくても撮影できる。
・フィルム一眼レフカメラ ← カメラの知識が必要。
インスタントフィルムカメラ
インスタントフィルムカメラは、写ルンですなどのいわゆるボディとフィルムが一体化した使い捨てのカメラになります。
室内や暗いところでフラッシュを使用することさえ意識すれば誰でも良い写真が撮れる優れもの。現在27枚撮りで本体が1800円前後、プラス現像代1500円で3000円弱ぐらいで撮影出来ます。※ただし本体は使い捨て。
数年前までは36枚撮りの本体が1300円で購入出来ていたのですが、最近大幅に値上げされ、在庫自体も多くない印象です。
大きくは富士フィルムの写ルンですとKodakのFunSaverがあります。
シチュエーションや天気も違うので比較画像にはなりませんが、フジはディティールが強めに出て、Kodakはナチュラルな仕上がりという使用感です。
またLomographyが使い捨てじゃないインスタントフィルムカメラを2000円くらいで出しているのですが、フィルムの装填が難しくて手間なのであまりオススメしません。
コンパクトフィルムカメラ
コンパクトフィルムカメラは、種類が沢山あり値段も数百円から10万円程度するものまであります。インスタントフィルムカメラと同様、手軽に扱えるように設計されているモノが多く、今の写ルンですの価格と比較すると、コンパクトフィルムカメラの方が手ごろな値段かつハイグレードな写真が撮影出来ると思います。
新品だとKodakやLomographyの5000円前後から。
もしくはハードオフなどで中古品を漁ってくるかの2択。
中古の場合は数百円から手に入れられますが、完動品と出会えるかは運。
ただ先述したように沢山の種類があり、それぞれの個性も一眼レフより如実に出る為、唯一無二の写真を撮れるのもまた魅力の一つです。
(使いやすく人気があるのはcannonのオートボーイシリーズなど。)
僕が愛用していたのはMinolta。
フィルム一眼レフカメラ
フィルム一眼レフカメラはオートフォーカスや自動露出機能が付いたカメラから、それらを完全にマニュアルで設定しなければならないカメラまであります。
前者のオートタイプのフィルム一眼レフであれば、Nikon f100をオススメします。f100の上にf5というカメラかあるのですが、比較的コンパクトなサイズかつ安くで手に入るので個人的にはf100がオススメ。
機能面、操作感が優れていて、フィルムの装填も楽チン、オートで撮ればまず失敗することはありません。
初めて使用した時は、こんなに簡単にフィルムで写真が撮れるのかと驚きました。扱いやすい分、フィルムで写真を撮ってる感覚はそんなにないかもしれません。価格も比較的安く手に入り、2万円前後で購入出来るかと思います。
裏蓋にゲームのコントローラーのような操作盤がついていて、フォーカスや取りたい露出の場所も感覚的に操作出来るようになってます。
マニュアルタイプのフィルム一眼レフは、自動フィルム装填や完全自動露出じゃないものをオススメします。電源制御の機能が多ければ多いほど、古いものなのでトラブルが多いです。僕がオススメしたいのは、OLYMPUSのom1。
omシリーズは4まで使用していたのですが、1以降はシャッターも電子制御になっている為、電子回路に問題が発生するとシャッターアップで1枚分損したり、そもそもシャッターが切れなくなるなどのトラブルが多発した為、最終的に露出計のみがついた初代を使用することに落ち着きました。
↑ネガフィルム自体、ラチチュード(明るいところから暗いところまでの領域)が広いので意外と適当に設定しちゃっても写ってはいることが多いです。
まとめ
僕自身、フィルム写真を始めたきっかけは、デジタルカメラが高価で手が届かなかったからです。その後、デジタルカメラを購入したのですが、SNS等で反響があったのがフィルムで撮影した写真だったので、今もフィルムを使い続けています。今はネガフィルム自体の値段も上がっているので、前ほど手軽に遊ぶことこそ出来なくなりましたが、当時のプロクラスの機材を数万円で揃えられるのは、10万円前後のデジタルカメラを買うより良いスタートダッシュかもしれません。
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