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アウラミュージアム [BGM制作]

以前書いたBGMをリメイクしました。アンドロイド×ディストピアシリーズの曲です。

■ アウラミュージアム (remake)

ホログラムの鳥たちがいる架空の博物館をイメージした曲です。

今年の6月に深夜の2時間DTMで「環境音を使用した曲」というお題が出た時に作ったものです。spliceからお借りした鳥のさえずりがビートを刻んでいたので、それを使いたくて作った記憶があります。

その時作ったものはパーカッションの音量が大きすぎてずっと気になっていたので、今回思い立ってリメイクしてみました。

■ アウラミュージアム (demo01)

変えた箇所は

・全体の音量バランスやMIXの見直し
・ピアノのメロディのフレーズをラストにも追加
・シンセベースを追加

こんな感じです。だいぶ美しく仕上がったのではないでしょうか。

ここから手を入れるとしたらマスターエフェクトにコンプ挿したり、WAVES CENTERで更にピアノ(ほぼシンセPADみたいになってる)の中央の圧を抜いたりコンプをかけたりEQで調整したりしてイージーリスニングなBGMにできたらいいなあと思います。

パーカッション下げすぎたかもな〜〜曲の原型がなくなってしまう……あと2,3dB上げても良かったかもしれない。

博物館のダンジョンBGM的な曲にしたかったんです。でもゲーム音楽としての完成度でいうとこないだのwhale's holeに勝てる気がしない……。笑

この曲はたまたま聴きどころの整理がしっかりできていて、自分の中では珍しく理性と感性のバランスが取れた曲作りができた気がしています。すべてががっちりと噛み合っていて、聴いている時のストレスが圧倒的に少ない……戦いは音色選びから始まっているのだ……。

■ 邪念について

最近、どうにもこうにも「自分の作品を好きになってくれる人のいるところに行きたい」という気持ちが大きくなっています。端的に言うとチヤホヤされたいんだと思います。

で、なんでチヤホヤされたいのかというと、チヤホヤされることにより「これでいいんだ」と安心して物づくりができる精神状態になるからなのだと思います。基本的に人の顔色気になるマンなので、「大丈夫それでいいよ」って言ってくれる人がいると安心して砂場遊びができるんです。

私にとって創作ってどこまでいっても砂場遊びなんだよな。

誤解のないように言っておくと、既に自分の作品は十分愛されていると思っています。こういう気持ちを持つこと自体は別に悪いことだとは思っていないし、なんなら十分気にかけてもらったり優しくしてもらっている自覚があるのですが……。

目の前の制作に向かおうというときに、そのことをしょっちゅう忘れてしまって、茫然としてしまうんです。制作に向き合うのが怖いという感覚があるみたいで……失敗したくない、という気持ちとか。

■ おわりに

でも去年の今頃って確か「作為」を毛嫌いしていてそこで悩んでいたので、1年経った今こうして「安心して物作りに向き合いたい」という悩みに進化しているのは良い傾向なのではないでしょうか。

年末の大掃除をしつつ、2022年の間に心の掃除もしておきたいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!

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