さざなみのスケッチ
思い立って、今日から短めの日記をつけてみることにしました。その日の気分で過去の楽曲を振り返りながら。
「波にさらわれる」
先日の絶食は無事に終わったのですが、まだ体調が回復していないところに爆弾低気圧がやってきて、今日はかなりやられています。
そういう日はあまりカチッとリズムの決まった音楽は疲れてしまうので、環境音とピアノソロのゆったりした曲をご紹介します。
「波にさらわれる」はspliceでDLした波の音に乗せた、先週書いた新しめのピアノ曲。
私はその場で鳴っている音に音を重ねるのが得意なので、発想の元となる環境音があると作曲が捗ります。
自然の持っているリズムって本当に独特で、波の音ひとつとってもどこか脳波に働きかけてくるものがあるんですよね。1/fゆらぎなんて言い方をされて久しいですが、確かになにかが整う感じがします。
メロディと重力の話
最近はメロディに重力が働いている感覚があって、ひたすら隣の音にコロコロ転がっていくような省エネで摩擦の少ないメロディを書くようになりました。
人の心を揺さぶることよりも、そこにあることが不自然でないことのほうが自分にとって重要だという感覚も芽生えました。
究極的には森の中で自然の音を聴いているときが一番癒されるのだろうと思います。そんな自分が作曲をしているのがときどき不思議になります。
この曲を書いたときも曲を作ってやろうという気持ちはなくて、仮タイトルは「さざなみのスケッチ」でした。私は絵を描く人間でもありますが、音でもスケッチってできるんだなあと思いました。
■ 『聖騎士シリーズ』タイトルの話
音楽×寸劇で物語を展開している創作『聖騎士シリーズ』について、ずっと作品としての正式なタイトルを決めたいと思っていました。
ゲームにするなら、アニメにするなら……と考えてはモヤモヤしていたのですが、今日こんなツイートをしたらリスナーの方からDMをいただきました。
お話をしていて、その方がどんな風に物語を見てくれていたのかがわかりとてもとても嬉しかったです。自分がこの物語を通して表現したかったことが、ちゃんと伝わってるんだなって思えて……。
とてもよいアイデアをいただいたので、近いうちにとある楽曲と共にお披露目できたらいいなと思っています。
■ おわりに
昔から自分にとっての当たり前を人に説明するのにひどく苦労して、言葉にするのをやめてきたことがたくさんありました。
この日記を通してそういうことを少しずつ表に出していく練習ができたらいいなと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
ではまた次回!
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