ボカロPの話

今日はとてもびっくりな出来事があって、パニックの末に少し泣きました。凄く嬉しかったんだと思います。

実は数年前に別名義でボカロPをしていたのですが、かなりしんどいことがあって半年くらいで活動をやめてしまったんです。

それからしばらく作曲も編曲もできなくなって、仕事で受けてた作曲もやめてしまいました。イラストが描けなくなったのもその時だったと思います。

一瞬で”全く使えない”人間になった。数年経って心の傷は癒えたと思っていたけど、その時のことを思い出すとまだ耳鳴りと動悸がします。

■ びっくりな出来事の話

びっくりな出来事というのは、消さずにいたそのボカロPアカウント宛に丁寧なDMが届いたことです。夢かな？と思ってしまった。幻を見ているんじゃないかと思って。

その方の言葉で、もう一度その名義で曲を出してみたいと思えたんです。自分でもびっくりしました。辛くなるから、今まで聴くのも避けていたのに。

まだ状況がよくわかっていないというか、パニックが続いている感じもします。

さっき最後に完成させて投稿した曲を聴いてみたら、いい曲すぎて泣いちゃいました。そのとき既にかなり傷ついていたはずなのに、よく書いたなと思って……生まれるべくして生まれてきた曲だって思えました。

この世に存在する初音ミクの曲の中で一番好き。自分でそう思えるのって、とても素晴らしいことだと思う。何年も前の曲なのに……もうこんな曲は一生作れないんじゃないかって思ってしまうくらい、いい曲だった。

もしかしたらその曲でVOCALOIDでやりたいことをやり切ってしまって、燃え尽きてしまったのかもしれない。そう考えたら、あの時の失敗は挫折じゃなくて、ゲームクリアだったのだと思える気がする。

ここからはボーナスステージ。何年も待ってくれていた人たちに、また音楽をお届けできたら幸せだなと思います。

■ 今日の1曲

ボカロP時代の経験が生きた1曲。今やロックには苦手意識すらありますが、当時はシューゲイザーが大好きでよく聴いて書いていました。

こちらも完成させて世に出したいです。

■ おわりに

今のところ、ボカロPとしての別名義はこちらでお知らせするつもりはありません。今の自分とまだ繋げる勇気がないからです。

どうしても気になる方はTwitterのDMで聞いてください。こっそりお教えします。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回！

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