高すぎる?「結婚」のハードルを読んで(結婚熱に冒されていないから)
こんにちは、ゆこゆこです!
Yahoo!のニュースに上がっていたこのニュース。
私の会社でも、独身の方が多くいます。
詳しくは後述しますが、私は過激な結婚推進派だったので、なんで結婚しないのだろう?とずっと思っていましたが、今は少し考えが変わってきています。
将来の夢は「お嫁さん」?
結婚への意識の芽生えを思い返すと、幼稚園生の頃までさかのぼります。
将来の夢を聞かれ、周囲の女の子たちの中には、「お姫様」と無邪気に答える子がいました。とはいえ、大多数はもう少し現実に生きており、「パン屋さん」「ケーキ屋さん」「お花屋さん」、そして「お母さん」「お嫁さん」が人気トップ5に入っていた覚えがあります。
こう見ると、幼心に「お嫁さん」はパン屋さん等と並びたち、職業的な扱いだったのかな、とも思うわけです。
少なくとも、まだ30年前は、いい「お嫁さん」になることが夢であり、憧れになった時代だったのです。
ちなみに私は「(直物を栽培する花農家的な)お花屋さん」が夢でした。
「結婚」しないと家を出れない
私の実家は3世代で住んでいたこともあって、結婚して一人前の考え方は根強いものがありました。さらに女子は結婚してはじめて家を出て良し、と父から言われていたこともあり、私は結婚願望がかなり強い方でした。なぜなら、就職してからは、実家は結婚するまでの一時住まいとして場所を提供されており、居候感がすごかったのです。
結婚熱に冒される
20代後半に差し掛かると、圧はどんどん酷くなり、友人の結婚式から帰宅すれば、お前は人を祝っている場合か、と玄関先で罵倒されるなど、両親も異常な状態でした。
もはや結婚することが強制観念として四六時中纏わり付き、気がおかしくなりそうでした。
一人暮らしを画策したことも何度もありましたが、経済的に苦しくなることは目に見えており、親の反対を押し切ってまで出ていけませんでした。
今考えても、おかしい状況でした。
この結婚熱に冒されていたから、1年間で計100人ほどに会うという、頭のおかしくなるような婚活(街コン、合コン、婚活アプリetc.)を経て、夫に出会えたのだと思います。夫はあまり結婚に積極的ではなかったのですが、この結婚熱で押して押して押しまくりました。
今になってみると、もうこんな情熱はどこにも残っていません。もしも夫が結婚は今じゃないと思う、と今言われたら、そうだね、とあっさり引いていたでしょう。そう考えると、無我夢中だったあの時期が「婚期」だったのかもしれません。
実家暮らしの憂鬱
念願の結婚をして、個人的にはよかったと思っています。
それは自由になったから。
3世代で住むのは、たくさん良いこともありましたが、面倒なことも多かったのも事実です。
家族全員でとなると気軽に旅行にも行けない、祖母が陣取っていて好きなときに見たいテレビが見れない、聞き耳を立てられ自由に電話ができない、皆の好みに合った食事しか出ない、洗濯物をたくさん出すなと文句を言われる、風呂は1日おきしか入らない、私の部屋だけクーラーがない・・・おっと、書いていて涙が…😢(笑)
結婚して、夫と二人で住んでいますが、上記の不満はすべて解消されました🙌✨
夫との負担割合
家事は80%私の負担です。お互いフルタイム勤務ですが、夫の方が帰宅時間が1~1.5時間ほど遅いので、平日の家事はほぼ私が担います。
実家ではほぼ母が家事を担ってくれていたので、面倒と思うことはありますが、自分で選択し、生きる力を出せている気がして、負のストレスは感じません。
金銭面では共働きで子なしのため、別財布制です。固定費でいうと夫(家賃、外食費等):私(食費、光熱費等)=5:3くらいでしょうか。
結婚で得るものは何か
結婚して私は運よく、自由と気の合うパートナーを得ました。
自由に使える時間、お金でいえば、圧倒的に実家暮らしの方が余裕はありました。(家事ほぼ0、自由時間には資格の勉強、ネット、漫画、読書し放題、月1万円しか入れなかったので残りは散財&貯金)そう考えると損です。
けれど、もう実家暮らしには絶対に戻れません。
それだけ自由と、自分で生活していく日々は尊いものだと気づかされました。
もちろん現状の生活の安泰は子どもがいないからであって、2人で自由きままに暮らせているのだと思います。
夫は私とは異なり、比較的放任主義で自由な家で育っていたので、誰かと暮らすこと=制限されることが嫌だと思えば、結婚は辛いタイプだったでしょう。ただ自炊が面倒(だけど手作り料理が食べたい)タイプだったのと、割と寂しがり屋(周囲が家庭を持ち、休日遊んでくれなくなった)なので、結婚生活になじんでいるように見えます。
損得でいえば、彼は朝晩の食費は浮いていますが、家賃は以前より高くなっており、出費は増えている(損している)はずです。
結婚は環境を変えること
そう考えると、一人暮らし、実家暮らしをする中で、金銭的、精神的にデメリットを感じる人にとっては、結婚で環境を脱せるという意味において、得るものは大きいと感じます。
ただ、一人暮らしだろうが実家暮らしでも現状に大きな不満がなく、今の環境から脱する必然性のない人にとって、結婚生活は確かにハードルの高いものかもしれません。生き物は環境を変えることはストレスみたいですから、人間だってそれは一緒です。
よほど割り切った人でない限り、結婚のメリット、デメリットを熟考して挙げていっても、つまるところ相手によるし、その後は子どもができるか、病気になるか、天変地異が起きるかなど、不確定要素が多すぎるので正解は出ない気もします。
私の場合は、相手が誰でもとりあえず
実家を出られる
という100%のインセンティブがあったので、結婚に突っ走りました。
冷静に考えると危険極まりない考え方です。もう少し理性が出てくる30代、40代になっていれば、一人暮らしすればいいじゃん!ということで、結婚を選ばなかったかもしれません。
結婚への動機=冷静じゃなくなる
そうなのです、たぶん結婚に重要なのは結婚熱に冒されること。
その条件は、
・結婚への憧れ
・周囲からの意味不明なくらいのプレッシャー(家族、パートナー)
・現状を脱したいという不満(決意?)
なのだと思います。
いやいや愛じゃないのかよ、と思われますよね。
・・・そうなのです。
恋愛は文字通り愛、恋から始まるのがいいと思いますが、結婚への動機は愛からじゃなくていいと思っています。お見合いはいい例ですよね。愛から始めると、そもそも相手がいないと結婚できなくなっちゃいますしね。
愛は結婚継続には不可欠で、”家族愛”とか”同志愛”とか、”恋愛”以外の愛もこの世にはたくさんあります。今も昔も結婚自体はあくまでも「制度」なのでそこは分けた方がいいと思います。
もちろん愛しあって結婚される方も大勢いらっしゃいますが、そういう方はこの「結婚」のハードルが高い、には当てはまらないと思うので、あえて除外していいのではと感じています。
結局、恋愛中がもっとも熱にうなされて、冷静でなくなるから、勢いで結婚できるのかもしれません。となると、愛ではなくとも何らかの結婚熱に冒されて、冷静でなくならないと結婚はできないのかもしれない・・・
私の考える結婚のハードルはみんな「冷静」で結婚熱に冒されずに生活できていることになるかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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