世界遺産紹介(6)百舌鳥古墳群(大阪府堺市)
ユウキです。
ブログに寄っていただき感謝します。
早速ですが今回も、世界遺産の紹介をしていきたいと思います。
ご興味ある方はお付き合いください。
(今回のブログは前に別の場所で公開したものをアレンジしています)
百舌鳥古墳群の基本情報
大阪府堺市の百舌鳥(もず)古墳群は、同じ大阪の羽曳野(はびきの)市、藤井寺(ふじいでら)市にある古市(ふるいち)古墳群と共に、2019年に「百舌鳥・古市古墳群」として世界遺産に登録されています。
(古市古墳群についてはまた改めて紹介しますね)
古墳時代の最盛期(4世紀後半~5世紀後半)に作られた王たちの墓群ですが、古墳時代の繁栄ぶりを伝えるもので、その時代の社会階層も表しており、土木技術が全国の古墳建造に役立てられたり、といったことが評価されて世界遺産に登録されています。
私が訪れた時の話
昨年5月連休中、私はその百舌鳥古墳群を訪れました。
大阪市内から地下鉄御堂筋線で終点中百舌鳥(なかもず)駅へ。
そこから徒歩で20分ほどの所に有ったのが、上の写真の「ニサンザイ古墳」でした。
ここにたどり着くまでの裏話ですが、「ホントに有るのか?」と半信半疑で駅からの道を、パンフレットを頼りに歩いていました。スーパーマーケットや民家がある感じで、古墳があるなと感じさせるようなものは正直無かったです。
あとはやはり、Googleマップですよね。時々それで道筋を確認しながら歩いていたのですが・・・
(大学のキャンパスがあって、この先?…コンビニはあるけど、本当にこんな所に?いや、待てよ。この目の前にある森みたいなヤツって・・・)
で、見つけたのが👆
外周の道路もよく見ると、周りに沿うように緩やかにカーブしていたりします。「古墳仕様」って表現が正しいか分かりませんが、堺は「古墳があって町がある」っていう印象でした。町を作る要素として、人が住む場所・買い物する場所・働く場所・学校・病院があって…その中心に古墳があって町の景色を作ってました。
場所によっては古墳のすぐそばを列車が走ってたりするんですよ。
見学中に{ガタンゴトン}と聞こえてきたなと思ってたら、その姿が古墳のすぐ向こうに。南海電鉄の車両でした。結構大きめの音だったので「近いな」とは思ったんですが、想像以上の近さでした。これから行かれる方、ご興味ありましたら確かめてみてください。
写真載せながら説明します。
こちら御廟山(ごびょうやま)古墳。
こちらはいたすけ古墳です。
このいたすけ古墳、実は1955年頃に土取り工事で破壊の危機に瀕していたそうです。しかし市民による保存運動が起こったことでそれを免れ、翌1956年には国指定史跡になりました。濠の中に橋げたがあるのですが、土取り工事を行っていた時のものだとか。文化財保護の歴史を物語る証人、と言ってもいい古墳かもしれませんね。
こちらの写真には橋げたが写ってませんね。
無料素材サイトに有ったのでこちらの写真も載せましょう。
そして仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)古墳です。
こちらは拝所(聖域を前にして拝むための場所)になります。
写真だと大きさ分かりにくいですが、日本一の大きさを誇る古墳です。
お濠を含む長さは840メートル、幅654メートル、墳丘(土を積み上げた部分)は486メートルで、面積は約46平方キロメートル、東京ドーム10個分程になるそうです。
長さだと、墳丘だけでも新幹線16両分がすっぽり入ってしまうので、相当大きいですよね。なぜこのようなことを書くのかというと、現地で仁徳天皇陵古墳の模型と新幹線の模型があって、並べて比較していたからなんです。
(その模型についてですが、私は世界遺産センターかビジターセンターだったかで見かけました。現地行かれる方は見つけたらその長さ比較してみてください。参考になります。)
ちなみに2番目に大きいのは応神天皇陵古墳(羽曳野市にある古市古墳群)、3番目に大きいのは履中天皇陵古墳(堺市にあるのでこちらも百舌鳥古墳群になります)です。
補足
仁徳天皇陵古墳の周りには、お昼ご飯を食べられたり、休憩できるカフェなんかもあります。古墳巡りと合わせて楽しんでくださいね。
リンクとアクセス
アクセス:ビジターセンターへはJR百舌鳥(もず)駅が最寄です。
南海電鉄の場合三国ヶ丘駅下車、目の前に仁徳天皇陵古墳があります。
地下鉄御堂筋線のなかもず駅から徒歩20分程度でニサンザイ古墳に着きますが、資料等も併せて見る場合は仁徳天皇陵からが見学しやすいかなと思います。
古墳をいくつか巡る場合は、そこそこ距離を歩きますのでご注意ください。
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