【126】3分ドラマ脚本「みそじ婚」28話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇道(夜)
裕と亜希がいる。
裕「美南ちゃんおもしろいね」
亜希「でしょ。入社してからずっと仲良いんだ」
裕「…ありがとな、今日。すげーうれしかった。彼氏ってやつ」
亜希「うん!」
仲良さそうに歩いて行く亜希と裕。
 
〇オフィス・会議室(日替わり)
企画会議をしているFLOUR編集部のメンバーたち。
その中には亜希や編集長の矢部もいる。
編集長「じゃあ今日はここまで。おつかれさま」
出ていく編集長。
 
〇同・中
亜希が矢部を追いかける。
亜希「編集長」
編集長「(振り返って)」
亜希「お話が?」
編集長「部屋でいいかしら」
亜希「はい」
歩き始める編集長。
   
〇同・編集長室
編集長と亜希が入ってくる。
亜希「失礼します」
編集長「手短にどうぞ」
亜希「あの…今月号のことなんですけど。あのアクセサリーページ。桃子ちゃんの写真採用されなかったのってどうしてですか?」
編集長「…どうしてだと思う?」
亜希「えっと…」
編集長「私、あなたに聞いたわよね」

〇(回想)同・同
矢部「彼女を起用した理由は?そこにいたから?」
亜希「いえ。モデルとしていいかなと思ったので」
 
〇(元の場所)同・編集長室
編集長「編集部の仕事はファッションの紹介だけじゃないわ。人気モデルを誕生させるのも仕事のひとつよ」
亜希「じゃあなんで桃子ちゃんはダメだったんでしょうか」
編集長「ダメじゃないわ。良すぎだのよ」
亜希「え?」
編集長「写真見たけど、彼女はモデルの素質もあるし、うちにも合ってる。だから、アクセサリーページなんかでデビューはさせられない」
亜希「…」
編集長「もういいかしら?」
亜希「あ、はい…。失礼しました」

(つづく)

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