【151】3分ドラマ脚本「みそじ婚」51話
3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください！
映像化したい場合はお問合せください。
登場人物
・新山亜希（３０）…会社員
・石島裕（３０）…亜希の幼馴染み
・飯田美南（２９）…亜希の同期
・同僚１
・医師
・矢部（５０）…編集長
・新山真美（５９）…亜希の母
・松野桃子（２０）…モデル
・二宮（４０）…桃子の事務所の社長
▼台本
▼本文
〇亜希のオフィス・中
亜希が佐藤と打ち合わせをしている。
撮影の可愛らしい部屋のリストに目を通して、二人で意見を言い合っている。
少し疲れてそうで、眠そうな様子の佐藤。
亜希「…佐藤ちゃんさ、大丈夫？」
佐藤「…はい。大丈夫です。すいません」
亜希「…あんま無理しないでね。体調のことなんだけど、こないだ病院行ったら一旦様子見るってことになったからさ」
佐藤「そうなんですね。よかったです」
亜希「だから任せられるところは任すけ
ど、なんかあったらいつでも言って」
佐藤「…はい」
亜希、再び資料を見て
亜希「あとは小物系とインタビューか…」
佐藤「これインタビューっぽくならないのがいいですよね」
亜希「確かに…んー…」
考えている亜希。
亜希「ちょっと私の方でも考えてみるね」
佐藤「お願いします」
編集長の矢部が遠目から二人のやり取りを見ている。
〇同・会議室
ＦＬＯＵＲ編集のメンバーで会議をしている。
矢部「新連載の方はどう？」
佐藤「あと小物とインタビュアー固めて大方はＯＫです」
矢部「そう」
亜希「美術さんとの打ち合わせが金曜日なのでそれまでには固めます」
矢部「飯田」
飯田「はい？」
矢部「あなた今月手空いているわよね？」
飯田「あ…まぁ、空いているといえば空いてますけど…」
矢部「飯田も新連載の方手伝って」
飯田「え…私ですか？」
矢部「佐藤。あなたはネットの校閲に回って」
佐藤「え…でも…」
ザワザワし始める周囲。
亜希「あの…佐藤さんとはここまでほとんど一緒にやってきたので、私としてはできれば撮影日までは一緒にやりたいんですけど…」
矢部「ネットでの配信もするのよね。分析とかも必要になるでしょ」
佐藤「…」
矢部「飯田さん、お願いできるわよね？」
飯田「…はい」
戸惑いながらうつむく佐藤。そんな佐藤を見つめる亜希。
（つづく）
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