【131】3分ドラマ脚本「みそじ婚」33話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇亜希のマンション・中(夕)
インターホンが鳴る。
亜希「…!」
 
〇同・玄関(夕)
扉を開ける亜希。扉の前には裕。
亜希「大丈夫だった?」
裕の後ろから母・真美が首を出す。
亜希「え…」
 
〇同・中(夕)
裕、亜希、真美がいる。気まずそうな亜希。
亜希「ねぇ、そろそろ帰った方がいいんじゃないの?」
真美「お母さん、今日泊まるつもりで来たのにあんたが追い出すから…」
亜希「だから私、仕事とかあるし…」
裕「とりあえずさ、おばさんには今日泊ってもらったらいいんじゃない?せっかく来てくれたわけだし…」
亜希「いや…でも…」
裕「じゃあ俺はそろそろ帰りますわ」
真美「裕くんも泊って行けばいいじゃない」
裕・真美「え?」
真美「ねぇ?」
亜希「え…ああ…ほら、でも裕も忙しいだろうし、私も仕事やんなきゃいけないことあるし」
真美「そっか。裕くん、彼女さんいるもんね。泊りは悪いか…」
裕「ああ、まぁ…」
気まずそうな裕。
亜希「…じゃあ私下まで送ってくるね」
裕「あ、さんきゅ」
真美「え、裕くんこのマンションじゃなかったの?」
裕「あ、いや…隣です」
真美「え、そうなの?」
裕「ここには知り合いが住んでて…!」
真美「あらじゃあ遊びに行くところだったのね。悪かったわね」
裕「いえいえ」
ビクビクしている亜希。亜希と裕は出ていく。
 
〇同・外廊下(夕)
亜希と裕がいる。
亜希「なんかごめん。大丈夫だった?」
裕「まぁ…うん。俺らのことはまだ言ってないから」
亜希「ありがとう…!お母さんに言うといろいろ面倒くさいからもうしばらく黙っててもいい?」
裕「別にそれはいいけど」
亜希「ごめんね。じゃあまた連絡する」
裕「うん」

エレベーターで降りていく裕。
亜希はため息をつく。

(つづく)

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