【129】3分ドラマ脚本「みそじ婚」31話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇亜希のマンション・中(夜)
家でパソコンに向かい、企画書を詰めている亜希。楽しそうである。
   
〇同・同(日替わり)
パソコンを開いたまま、ソファーで寝てしまっている亜希。
インターホンが鳴る。
亜希「…?」
画面を見ると母・新山真美(59)の姿がある。
真美の声「亜希~」
亜希「え!!」
   ×   ×   ×
旅行バックを持ち、やっってくる真美。
亜希「急にどうしたの?」
真美「あんたが全然帰って来ないから~。(パソコンを見て)また仕事してたの。もうホントに仕事ばっかして~」
亜希「はいはい」
パソコンをパタンと閉じる。
亜希はコーヒーを淹れ始める。
亜希「お父さんは?」
真美「家にいるんじゃない」
亜希「いるんじゃないって…」
真美「あ、ねぇ、亜希、お見合いとか興味ない?」
亜希「え?」
真美「亜希ちゃんまだ嫁に言ってないならどうだって里田さんが」
亜希「いやいや、今時お見合いって…」
真美「いいじゃない。仕事忙しくて、なかなか出会いないでしょう」
亜希「あー…まぁ…そうだけど…」
真美「じゃあ決まりね。あ、もう里田さんに伝えようかしら」
真美が電話をかけようとして止める亜希。
亜希「や、大丈夫、ホントに」
真美「何が大丈夫なのよ。お母さんは心配してるのよ」
亜希「心配って…大丈夫だから別に」
真美「あんたこのまま仕事ばっかしてたら誰ももらってくんないわよ」
亜希「はぁ…だから……いるから。彼氏」
真美「え?どこの誰なの?」
亜希「んー…まぁ、それはおいおい、ね」
真美「何でよ。言えない相手なの?」
亜希「や、そういうわけじゃないけど、とにかく!今ちょうど大事な仕事っていうか仕事に集中したい時なの!」
真美「あんたその人と結婚は?考えてないの?」
亜希「あーもう!…続きやらなきゃいけないから帰って」
真美「何よ」
亜希「本当に。今日やんないとだから」

亜希は真美を追い払う。
ため息を付く亜希。

(つづく)

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