【135】3分ドラマ脚本「みそじ婚」37話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・医師
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇亜希のマンション・玄関前・中(朝)
亜希が部屋から出てくる。少しリビングの方を気にしたまま、出ていく。
 
〇同・リビング・中(朝)
ソファーに座っている母・真美。玄関のドアの音が聞こえ、神妙な表情をする。
 
〇オフィス・休憩室
ため息をつく亜希。
矢部「幸せ逃げるわよ」
亜希「……え」
振り向くと編集長の矢部がいる。
亜希「お疲れ様です。あ、資料ありがとうございました」
矢部「仕事がうまくいくコツ、わかる?」
亜希「え?」
矢部「プライベートを充実させること」
亜希「…」
矢部「どんなに忙しくても、プライベートは犠牲にしない。プライベートを仕事に活かすこと。覚えておきなさい」
去っていく矢部。
亜希「(ため息)」
 
〇同・中
自席で仕事をしている亜希。電話が鳴る。
女の声「もしもし〇〇クリニックのものです。本日予約が入っていたかと思うのですが…」
亜希「え…」
カレンダーを見ると「半休・病院」と書かれている。
亜希「…すみません、今すぐ向かいます。大丈夫ですか?」
女の声「承知いたしました」
  
〇とある病院・外観

〇同・診察室
亜希と医師がいる。
医師「再検査の結果ですね」
数値の結果を見せ始める医師。
医師「異形成だね」
亜希「異形成?」
医師「高度だからまぁ、手術するかどうかです」
亜希「え…それって…ガンとかですか?」
医師「子宮頸がんの一歩手前だね」
亜希「…治るんですか?」
医師「治療自体は可能です。説明しますね」

説明する医師。亜希は驚いた様子である。
不安そうな顔をしている亜希。

(つづく)

▼お問合せ

▼連絡先

mail:akari.3zuki@gmail.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?