【145】3分ドラマ脚本「みそじ婚」47話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・医師
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇オフィス・中
スタイリストの部署である。衣装がいくつもあり、スタイリストが数人いる。その中に美南がいる。亜希がやってくる。
美南と目が合う亜希。
亜希「おっ」
美南「…おっ」
亜希「今大丈夫?」
美南「(亜希を見て)…」
 
〇同・休憩室
亜希と美南がいる。
亜希「こないだはごめん」
頭を下げる亜希。
美南「…」
亜希「あんまり仕事上手く行ってなくて。で、完全に八つ当たりした。ごめん」
美南「…別に気にしてないけど」
亜希「…うん」
美南「それよりなんかあるなら話してよ。付き合うからさ」
亜希「…あのね、私子宮の検査ひっかかって」
美南「は?!」
亜希「それでなんか何もかも見えなくなってた。編集長も美南も、編集部のみんなも、私のこと心配したり気を遣ってくれてるのに、なんかそういう大事なこと見えなくなっちゃってた。はぁ…ほんとダメだよね、私」
美南「それより…大丈夫なの?!」
亜希「うん…まぁ…。よくわかんないんだけどガンの前段階的な?今日も午後病院行ってくる」
美南「そっか…。入院とか?」
亜希「うん。手術するかもだから…。そしたらその時は仕事のフォロー、お願いします!」
美南「もちろん」
亜希「ありがと」
美南「うん」

〇裕の会社・中

仕事をしている裕。裕の上司がやってくる。

裕の上司「石島」
裕「はい」
裕の上司「これ頼めるか?」
裕「あ…明日でも大丈夫ですか?今日、半休で」
裕の上司「そうなのか」
裕「はい。すいません」
裕の上司「はぁーあ、時代は変わったよなぁ」

ぶつぶつ嫌味を言いながら去っていく裕の上司。
裕は気にせず、再びパソコンに向かう。

(つづく)

▼お問合せ

▼連絡先

mail:akari.3zuki@gmail.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?