【123】3分ドラマ脚本「みそじ婚」25話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇レストラン・全景(夜)
おしゃれなレストランである。客はキラキラした若い女性たちが多い。裕と亜希がいる。
裕「ちょっと緊張してるかも、俺」
亜希「はは(笑)だよね」
食事が運ばれてくる。いかにもインスタ映えしそうな食事である。
亜希「わぁ…!おしゃれ!!」
写真を撮る亜希。そんな亜希を見つめる裕。
亜希「…あ、ごめん。仕事的にこういうの写真撮っちゃうんだよね」
裕「いいじゃん。俺も」
携帯を出して、亜希に向けてパシャッと写真を撮る裕。
亜希「え?!」
裕「(亜希に写真を見せて)俺はこっち」
亜希「ちょっと…!」
笑い合う二人。
店内の曲調が突然変わり、電気が暗くなる。驚く亜希と裕。
隣の席のカップルにケーキを持っていく店員。隣のカップルの男が
指輪を出して、女にプロポーズをする。
店内の客は二人に注目する。
男「俺と結婚してください」
女「はい…!」
拍手をする店内の客。裕と亜希も拍手をする。
 
〇道(夜)
亜希と裕が歩いている。
亜希「凄かったなぁ、隣の人たち」
裕「ね」
亜希「でも素敵だったよね。ごはんもおいしかったし」
裕「…前に言ってたこと、覚えてる?」
亜希「え?何?」
裕「30になったら結婚しようって約束したって話」
亜希「ああ…うん」
裕「あのさ…結婚前提に付き合わないか?俺たち」
亜希「え…?」
しばしの沈黙。
亜希「……ごめん、ちょっとびっくりしてて…」
裕「なんでだよ」
亜希「え?」
裕「俺、最初からそんな感じだったじゃん」
亜希「そうだけど…なんか面と向かって言われるとね…仕事もあるし」
裕「……そっか」
亜希「うん…」

歩き始める亜希と裕。

亜希「嫌じゃない!…っていうか寧ろ嬉しい!でも、なんていうかその…」

亜希に近寄り、抱きしめる裕。

(つづく)

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