【154】3分ドラマ脚本「みそじ婚」54話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・医師
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長
・佐藤…同僚1
・飯田…同僚2
・Barの店員

▼台本

▼本文

〇バー・外観(夜)
 
〇同・中(夜)
飲んでいる亜希。
店員「お疲れですね」
亜希「色々あって」
店員「一人で来られるの珍しいですもんね」
亜希「うん…」
店員「今日は飲まないんですか」
亜希「ちょっと今アルコール控えてて」
店員「…」
亜希「あ、変な意味じゃなくて。健康診断で引っかかったみたいな感じ」
グビッと飲む亜希。
店員「飲みっぷりは見事ですね(笑)」
男がやってきて、カウンターの遠くに座る。
ふとその男を見ると、裕である。
亜希「裕…?」
祐「亜希…!」
驚く亜希と裕。
亜希の隣に来る裕。
店員「お二人とも気が合いますね」
亜希と裕は目を合わせる。
祐「一人で飲んでたの?」
亜希「まぁ…」
祐「誘えよ(笑)」
亜希「そっちもでしょ(笑)」
祐「そっか(笑)仕事遅かったの?」
亜希「うんちょっと色々あって。最近セーブしてたからね」
祐「体調は?大丈夫?」
亜希「うん」
店員「それノンアルなんで安心してください」
店員に会釈をする裕。
亜希「…部下の子がさ。…産休、入ることになって」
祐「そっか。そりゃあバタバタだな」
亜希「まぁそんな感じ」
祐「…」
亜希「…」
祐「あのさ」
亜希「?」
祐「今度時間くれないか?」
亜希「何改まって」
祐「…まぁ俺もいろいろ話したいし」
亜希「…わかった」

店員は二人を見ながらグラスを拭く。
しばしの沈黙が続く亜希と裕。

(つづく)

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