【140】3分ドラマ脚本「みそじ婚」42話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・医師
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇亜希のマンション・寝室(夜)
亜希と裕がいる。二人ともベッドに居て、亜希は裕の膝の上にいる。
亜希「なんか時間がゆっくり」
裕「いつも忙しくしてたからね」
亜希「そっか…」
裕「体調は?大丈夫?」
亜希「…大丈夫」
しばしの沈黙。
亜希「自分のせいなのかな」
裕「?」
亜希「仕事頑張って頑張ってそれが楽しかったのに…」
腕で目元を隠す亜希。
裕「…」
亜希「ここまで頑張ってきたのに手術で仕事も一旦休まなきゃだよね」
裕「…俺はさ、亜希のごはん一緒に食べて、こうやってまったりして。
これもすげー幸せだけどね」
亜希「……うん」
裕「大丈夫。亜希の頑張りは絶対無駄じゃない」
亜希「(腕で顔を隠しながら)ありがと」
 
〇オフィスビル・外観(日替わり)
 
〇亜希のオフィス・中
「FLOUR編集」という置物。
自席でパソコンをやっている亜希。
矢部「新山」
亜希「はい」
矢部「こないだの連載の件だけど」
亜希「はい…」
矢部「桃子のOKもらったわ」
亜希「え…ありがとうございます!!」
矢部「再来月から載せる予定で動くわ。同僚1(佐藤)」
同僚1「はい」
矢部「エディター任せられる?」
同僚1「え…あ……でも…(亜希を見て)」
矢部「新山にはもちろん撮影見てもらうわ。ただ、今回は全体のディレクションに回って」
亜希「え…」
矢部「じゃあよろしく」
去っていく矢部。
亜希「…」
少し離れたところで同僚2と同僚3が小声で話している。
同僚2「あれ新山さんの企画だよね?」
同僚3「うん。自分でやらせてもらえないんだね」
同僚2、3の方を見る亜希。同僚2,3はハッとして、去っていく。
眉間にシワを寄せ、走る亜希。

〇同・廊下

矢部が歩いている。亜希が追う。
亜希「編集長!」

(つづく)

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