【130】3分ドラマ脚本「みそじ婚」32話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇亜希のマンション・中
母・真美を追い出し、ため息をつく亜希。
 
〇亜希のマンション前・外
真美が不満そうな顔で出て来て、歩き始める。
裕が前から歩いてくる。
真美「あら、裕くん」
裕「あ…亜希のお母さん…お久しぶりです」
真美「あらまぁ、ステキんなっちゃって。裕くんもこの辺住んでるの?え、てかまさかここ?亜希もこのマンションなのよぉ」
裕「あ、ああ…」
真美「あ、ねぇ、今時間ある?ご馳走するから。ごはん行かない?」
裕「え…あ…」
真美「ほら、行くわよ」
裕の腕を引っ張り、連れて行く真美。
 
〇亜希のマンション・中
亜希がいる。携帯の通知音が鳴る。ディスプレイにはラインの通知バ
ナーで「裕」と表示される。
亜希「(嬉しそうに)…!」
ライン画面を開くと裕からは「ごめん。亜希のお母さんに連行され
たから、それ終わってから行く」と書かれている。
亜希「は…?!まじ?」
 
〇レストラン・中
客が食事を楽しんでいる。その中に真美と裕がいる。
テーブルの上には食べ物がたくさん並んでいる。
真美「ほら、食べて食べて」
裕「ありがとうございます」
真美「裕くん最近は何してるの?」
裕「代理店というか、広告の営業です」
真美「あら、ステキ。それで。彼女はいるの?」
裕「あ…あー…」
真美「まぁ、こんなに素敵なんだもん彼女の一人や二人いるわよね」
裕「あははは」
真美「亜希なんか仕事ばっかりしてて…全然男っ気ないからお見合い進めた
ら、追い出されちゃったわよ。せっかく会いに来てあげたのに。ねぇ、裕くん、亜希と会ったりする?」
裕「ま、まぁ…たまに…?」
真美「あらそうなの?もうあの子に結婚する気あるのかって裕くんからも言っておいてよ」
裕「は、はい…」

(つづく)

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