【100】3分ドラマ脚本「勝ちじゃんけん」
3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください！
映像化したい場合はお問合せください。
▼登場人物
・遠山健太（１７）…高校二年生
・浜野絵梨（１７）…高校二年生
・結城快(１７)…高校二年生
・友人１
・購買のおばちゃん
▼台本
▼本文
〇(健太の夢の中)とある空間
遠山健太（１７)と結城快(１７)がじゃんけんをしている。
健太「最初はグー、じゃんけんぽいっ」
同時にグーを出す健太と快。
健太「あいこで」
健太・快「しょっ」
同時にパーを出す健太と快。
緊張の雰囲気が流れる。
健太「あいこで…しょっ」
チョキを出す快。グーを出す健太。
健太「うっしゃぁぁあ！…じゃあハマエリは俺がもらうぜ」
近くにいる浜野絵梨（１７）の肩を組み、去っていく健太。
〇学校・教室
チャイムが鳴る。
友人１「健太！健太！」
目を覚ます健太。
辺りを見ると絵梨がいる。絵梨は、快と仲良さそうに話しながら、机をくっつけて、お弁当を食べ始める。
健太「……」
友人１「なぁ、購買行かね？」
健太「だな」
〇同・廊下・購買前
「じゃんけんに勝てばパンもう一個！」と書かれて紙が貼られている。
友人１「今日じゃんけんデーか」
健太「…」
購買のおばちゃんとじゃんけんをする健太。
購買のおばちゃん「やってくの？」
頷く友人１と健太。
健太「じゃんけん…ほい」
グーを出すおばちゃん。パーを出す健太。チョキを出す友人１。
健太「あざーっす」
パンを２つ持っていく健太。
〇同・廊下
友人１「いいなぁお前」
健太「まぁ取り柄だからねぇ。俺、まじでじゃんけん負けたことないし」
友人「何だよそれ(笑)中二病か」
健太「いや、まじなんだって…」
歩いている健太。
健太Ｍ「とはいえ…大切なことをじゃんけんで決めることなんて滅多にない」
絵梨が歩いているのが目に入る健太。
健太「好きな奴と付き合うのだってじゃんけんで決められたら…」
絵梨のもとに快がやってくるのが見える。手をギュッと握る健太。
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