【133】3分ドラマ脚本「みそじ婚」35話

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

登場人物

・新山亜希(30)…会社員
・石島裕(30)…亜希の幼馴染み
・飯田美南(29)…亜希の同期
・同僚1
・矢部(50)…編集長
・新山真美(59)…亜希の母
・松野桃子(20)…モデル
・二宮(40)…桃子の事務所の社長

▼台本

▼本文

〇亜希のオフィス・中
携帯が鳴っている。
ディスプレイには「お父さん」と表示されている。
亜希「…?」
同僚1がやってくる。
同僚1「新山さん、会議始まりますよ」
亜希「あ、うん」
携帯を無視したまま会議に向かう亜希。
 
〇同・会議室
会議をしているFLOUR編集部のメンバー。その中には亜希もいる。携帯が何度もバイブでなっている。
亜希が机の下で電話を切る。
 
〇同・休憩室
休憩をしている人たち。
亜希がやってくる。電話をかける亜希。
亜希「もしもしお父さん?」
 
〇亜希の実家・中
亜希の父・新山義男(54)がいる。
義男「亜希か。何度もかけたのになんで出ないんだ」
(以下、カットバックで)
亜希「いや、仕事中だから」
義男「そうか。母さんそっち行ってないか」
亜希「いや、来てるけど…どしたの?」
義男「それだけだ…」
亜希「お母さんとケンカでもしたの?」
義男「早く帰ってくるようにお前からも言ってくれ」
亜希「別にそれはいいけど…何でケンカしたの?」
義男「じゃあな。頼んだぞ」
電話を切る義男。

〇(元の場所)亜希のオフィス・休憩室
電話が切れた、少しムカッとする亜希。
亜希「もう…」
ため息を付き、自販機でカフェラテを淹れる亜希。
美南がやってくる。
美南「おつ~」
亜希「は、あもう聞いてよ」
美南「ん?」
亜希「お母さんが泊りにきててさぁ」
美南「へぇ、珍し」
亜希「朝からお父さんから鬼電。しかも切られたし」
美南「ケンカ?」
亜希「んー…そんな感じみたいだけど今それどころじゃないのに…」
美南「まぁ、がんば」
亜希の肩を叩き出ていく美南。
亜希「(遠くを見て)はぁ…」

(つづく)

▼お問合せ

▼連絡先

mail:akari.3zuki@gmail.com



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?