ユッコ

見たり遊んだものの感想を好きにお話しするところ。小説も漫画も映画もゲームも演劇も、そこ…

ユッコ

見たり遊んだものの感想を好きにお話しするところ。小説も漫画も映画もゲームも演劇も、そこに物語があるものならなんでもござれ。

最近の記事

「君たちはどう生きるか」 アニメーションの力を信じた作品

初見の素直な感覚を述べると、見ている時に臨死体験をしているような不思議な感覚になる作品でした。 もし人生の死ぬ間際に見るならこんな美しい光景であって欲しいと思うような、幻想的な風景。 その幻想の中に、リアルな生と死があって。 児童文学の世界を美しいアニメーションにしながら、宮崎駿が過去描いてきたアニメーションのオマージュが詰め込まれた作品。 一体、どういう意図で作られたのか、宮崎駿はどんな思いを込めてこの作品を描いたのか、公開後もパンフレットすらない作品にいろんな人がいろんな

    • 舞台「文豪ストレイドッグス」 共喰い編感想がわりのラブレター

      今日、私が2.5次元舞台というジャンルでここ数年間、熱狂し、一番愛したと言っても過言ではない作品が無事一つ幕を下ろしました。 今までにない2.5次元の表現に、ここから演劇作品としての何かがはじまると思った初演。 伝説を打ち立てたと言っても過言じゃない、2.5次元ストレート舞台の演出/芝居の金字塔と思っている黒の時代。 座組と作品の熱量と、美しすぎる演出を浴びたくて、気付けば最初二枚だったチケットが当日券握りしめたりして終わりは六枚に増えていた三社鼎立。(※ここから私の何

      • 戯曲「ダブル」になった漫画「ダブル」/【舞台感想】

        舞台「ダブル」を見てきました。 帰った後、鞄を放り出して着替える時間も惜しくてそのまま本棚にあるダブルの漫画を引っ張り出し、貪り読むように読み直し、「「ダブル」って、そういうことだったんだ…」と放心しました。 とにかく舞台を見終えた後に、ダブルの漫画をもう一度読み直したくて、必死だった。 ダブルという漫画に出会ったのは私は2年ほど前だったと思います。 当時はまだ二巻までしかでておらず、初めて読んだ時、二巻で描かれた美しすぎる「嫉妬」の描写で私はこの作品に恋しました。 でもど

        • ゼノブレイド3は神様ではなく、世界と戦うゲームだった【ネタバレプレイ感想】

          プレイ時間、127時間でクリアしました。歴代最長のクリア時間。 覚悟してたけれど、ボリュームが本当にギガギガギガ…ビックマックだった…永遠に乱立するクエストの数…。 1ヶ月以上のんびり遊んでいたんですが(※好きになってしまったRPGあるあるの「こいつらと別れたくなくてラスダンに行けない…」問題が発生し、永遠にエルディア海の大海を隅から隅まで漂ったり、クエスト片付けたり、ユニークを倒し続けていた)ようやくクリアをしまして、感動のエンディングに突き動かされるまま、こんな感想を書

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