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子どもの嘘は漫才の『ボケ』!?

こんにちは。
幼児教室パレットの宮國有希子です。

突然ですが、お子さんの「爆笑する姿」を見たことはありますか?

子どもが笑う姿って可愛いものですが、実はそれだけではありません。
「笑うこと」は、ことばの発達や知能の発達と密接に関係していることが分かっています。

発語が遅いかな?と感じる子は、言葉そのものではなく、「笑いの発達」を見ることもヒントになります。

そして、一見すると大人を困らせるような発言や行動も・・・実は「笑いの発達」がすすんでいる証かもしれません!


それでは0〜3歳の「笑いの発達」について、3つの段階を見ていきましょう!


<第一段階>

生後数ヶ月の赤ちゃんは、自分で笑いを作り出すことができず、大人にあやしてもらうことで笑います。
「こちょこちょ」や「高い高い」など、赤ちゃんの笑い声をたくさん引き出してあげることが、ことばや知能の発達に繋がります。


<第二段階>

自分で面白いことを作り出せるようになります。
たとえば何度も物を落としてはケラケラ笑ったり、周りの人を叩いて反応を面白がったりと・・・時には大人にとって迷惑な行動であることも。
そんな時は、別のおもちゃを見せたり、「いないいないばあ」など害のない(?)遊びに誘ったりと、関心を別のところに持っていってあげるといいかと思います。


<第三段階>

2〜3歳になって、言葉がある程度話せるようになってくると、明らかに暑いのに「さむーい」と言ったり、「たべなーい」と言いながら普通に食べていたり・・・
大人にとっては「え?嘘なの?なんで?」と思うような発言をすることがあります。

これも実は「笑いの発達」である可能性が。

以前ダウンタウンの松ちゃんが何かの番組で、「ツッコミよりボケの方が常識人が多い。みんなの常識を分かっているからこそ、そこからズラしたボケを考えられる」と言っていました。

子どもの「さむーい」も、今の気温は「暑い」と表現するべきだ、と分かっているからこそ、反対のことを言って面白がっている可能性があります。
「たべなーい」と言いながら、普通に食事を始めるのも同じこと。
今は食事の時間だという「家族の常識」が分かってきたからこそ、そこからずれたことをわざと言って楽しんでいるんです。

つまりは子どもの『ボケ』!

そう思うと、ちょっと面白くなりませんか?笑

余裕がある時には、ぜひ乗っかって「いや暑いでしょ!」とツッコミを入れてあげて下さいね。笑
そうすることで、子どもも楽しくなって『ボケ』を繰り返し、どんどん知能も伸びていきますよ♪

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