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ソーシャルワーカーの仕事のやりがい

あっという間に1月も終わりますね。
最近は、色々なアウトリーチをする中で、充実感がありましたので改めてこの仕事のやりがいについて記事に残そうと思いました。
今週も訪問、会議、関係機関巡りと色々な場所に出向きました。
私は主に障がい福祉の分野を軸に活動するソーシャルワーカー。障がい福祉という言葉を使うことにもいつも「どうかな?」と思いながらも、自分の専門分野を表現するには分かりやすいのかなと思って使っています。

学齢期の子どもさん~高齢者まで年齢層はとても幅広く、障がいや疾病によって生活のしづらさを抱えている方の支援をしています。

私が感じるやりがいは3つ。

①人の人生・物語に触れられる

私とクライアントが出会う最初のきっかけは
「就労継続支援A型で働きたい」
「一人暮らしをしたいですが家事が不安なのでヘルパーさんを使いたい」
「ずっと家に閉じこもっているのでどこか通う場所が欲しい」など人それぞれ。
今の日本の制度では福祉サービスを使う時に相談支援専門員が必要になります。相談支援専門員として初めてお会いして、今までの生活歴などをお聞きします。その中で障がいの診断を受けたのはいつ頃、どんな症状があったか、どこの病院を受診したか、受診してみてどうだったかなど、結構込み入った話も聞きます。秘密は守りますということもお伝えし、できるだけ対話を大事にして、クライアントがストレスなく答えられるような雰囲気づくりを心掛けています。
その方の物語を聞く中でその方が抱えることについて質問をしながら一緒に考えたり、時には一緒に喜んだり、悩んだり、大事な選択をする場面に一緒に立ち合ったりします。

100人いたら100人の人生がある。
そこにソーシャルワーカーとして関わっていけることがとても尊いのです。

②色々な社会資源、支援者との出会い

クライアントの望む暮らしに近づいていくために色々な支援方法を模索しますが、中でも社会資源に繋ぐことが多いです。
福祉サービスはもちろん、福祉サービス以外の社会資源にも目を向けます。
そうすると、支援を通して色々な人との出会いがあります。
ここ数ヶ月を振り返ると、放課後デイサービス、就労系事業所、生活介護などの通所事業所、グループホーム、自立支援ホームなどの住まいの場のサビ管、支援員、社協さんのCSW、成年後見推進センター、地域の基幹相談支援センター、地域包括支援センターの相談員、弁護士事務所の弁護士さん、病院、クリニックのSW、一般企業の人事担当、学校の特別教育支援コーディネーター、地域の教会の牧師さん、民生委員さん等、本当にさまざまな支援者とやりとりしました。

当然、クライアントの取り巻く環境によって関わる人もさまざま。私はここでの色々な出会いを楽しんでます。


③地域の中で働ける

私はじっと事務所にこもって何かをするよりも、外に出る方が合っています。今は1日3件くらいのペースで自宅や事業所、関係機関に訪問するスケジュールで動いています。出向く場所はさまざまですが、地域の中に点在する色々な関係機関に顔を出し、コミュニケーションをとること、さらに支援という枠を超えて、地域を一緒に創っていけることもやりがいのひとつです。

事業所さんと一緒に「保護者向け勉強会したいですね」「地域での交流イベントしたいですね」等と話したりすることもあります。
孤立防止という観点から地域を巻き込んだ取り組みをされてるNPOさんもいるので何か一緒にやりたいなぁと妄想はふくらむばかり笑。

私は昨年から自分の主とする活動地域が変わったので、今の地域は開拓中ですが、これから地域を基盤としたソーシャルワークの実践にもっと取り組んでいきたいなぁと感じてます。

皆さんは、仕事のやりがいについて考えたことはありますか?


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