多様性を重んじる環境の在り方
私は現在、仕事に通いながらとあるクリニックのデイケアを利用している。そこでは社会で当たり前のルールがほとんどない。クリニックの方針でスタッフは患者の症状よりも個性に焦点を置いて接している。恵まれた環境なんだと思う。でも、PTSD持ちにとっては刺激が多く、フラッシュバックしやすいのである。
そうなっても加害者もいなければ被害者もいない。何かあって症状が出たら自己責任のようだ。
それでも何故利用し続けるのか、居場所が欲しいからである。ここだったら憧れていた安心できる居場所が出来るかもしれない、未だに期待して今日も利用する。ただ、自由が必ずしも人を幸せにするとは限らない。一定のルールは自己を維持するためにも必要だと私は思う。