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対等にお話する大切さの話

この文章は毎週社内向けに書いている小話の再編集です。

皆さんは自分が悪くないのに謝ったことはないだろうか?私はある。

特にこの会社に集っている皆さんは良い方ばかりなので、悪いのに謝らないどころか悪くないのに謝ってしまう側の皆さんだと思う。今週は「対等の立場でお話するようにしよう」というお話をしようと思う。

人間の無意識のバイアスの力

皆さんは自分がバイアスを持って世の中を見ていることに自覚はあるだろうか。大小差はあれどバイアスを一切持たずに生活をしている人はいないと思う。バイアスは有象無象の種類があり、身近に無意識に潜んでいるため、話しだしたら小話じゃなくなるので今回は一つだけ。最近私がよく感じるバイアスの話をしようと思う。

名前がついているのかは知らないが「この人は自分より立場が下バイアス」みたいなのってあるような気がしないだろうか?私はあると思う。

例えば、オフィスに飛び込み営業で来た申し訳無さそうな銀行の新卒1年目。たいていの人はこの時点で門前払いにすると思う。自分も門前払いしちゃうだろうな、と思った人は「この人は自分より立場が下バイアス」を持っているように思う(ちなみに今回はこのバイアスを捨てよう!というお話ではない)。このバイアスがかかっている状態からのひっくり返しの難易度は異常に高い。

何故か堂々としていて対等の立場でお話する人が相手だったら?

人間は見た目や挙動で相手のことが自分より上か下か無意識に判断しているし、それによって交渉結果も大きく変わる。

そういう前提に立つと、無意味に「私はあなたより下です」という言動をすることは、一見丁寧に見えて、その後の交渉を不利にしているだけかもしれない。丁寧さは大事だけれど、不当にへりくだる必要は一切ない。
自分がお客さんだったら、ヘコヘコしている申し訳無さそうな担当よりも、なぜか堂々としていて対等の立場でなんならその領域については教えてくれる、くらいの「プロ」とお仕事したいものである。

変にへりくだることをやめた

残念ながらまだ「女性」という役割に期待されているバイアスは世の中にあるし、気がつけば自分もその期待に答えようとして妙に下手に出たりしてきた半生だったように思う。だが、本当の自分は相手より自分が下だとも上だとも思っていない。なので投資家やお客様とも対等に自分らしくお話するようになったら、なんだか感触が変わった。好感触で対等にお仕事ができる関係性ができてきているような気がする。

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