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#ポテサラ実験室 カリカリベーコンとウインナー編

食いしん坊の写真家・土田凌くんと一緒にポテサラの可能性を探る企画「ポテサラ実験室」。

どこまでいろんな種類が作れるのか、どこからどこまでを「ポテサラ」と呼べるのか、という世にも平和な実験だ。第一回は大定番のハムときゅうりが入ったスタンダードなポテサラを作った。

第二回のテーマ食材は、みんな大好きベーコンとウインナー。じゃがいもとベーコン類は間違いない組み合わせなので、どう作っても失敗しない。そして作ってみると、じゃがいもの「潰れ感」がポテサラらしさをかたちづくっていることに気づいた。

カリカリベーコンのポテサラ

ガッツリ系のポテサラが作りたいときは必ずこれと言っていいほど大好きなポテサラ。じゃがいもを茹でている間に、4〜5mm幅に切ったベーコンを油を入れずに弱火で炒める。

加熱するうちにベーコンから油が出てきて、ベーコンがカリカリに揚がってくる。自分で出した油で揚がるのを見ていると、なんだかかわいいなと思うのは私だけだろうか。茹で上がったじゃがいもを潰し、カリカリベーコンを油ごとじゃがいもに合流させる。

レモン果汁、マヨネーズを入れて混ぜる。最後にベーコンの塩気を考慮しながら少しの塩を入れて味を調整し、これでもかと黒胡椒をふって完成。

しっとりしたじゃがいもの間でカリカリとした食感のベーコンから旨味をじわりと噛みしめる。ビールを開けずにはいられない、禁断のおいしさ。パンに挟んでもおいしい。

ウインナーと粒マスタードのポテサラ

じゃがいもは小さめの一口大に切り、火が通るのに時間がかかるので、レンジで先に加熱する。ウインナーは食べやすいサイズに切る。レンチンしたじゃがいもをフライパンで炒める。レンジから出したじゃがいもをフライパンに入れたのだが、「これってジャーマンポテトじゃない?」と気づいてしまった。

どうしたらポテサラらしさが出せるかなと考え、木べらの腹でじゃがいもを潰してみた。そうすると全体にまとまりがでて、ポテサラらしさが増した。ジャーマンポテトとポテサラの間のような食べ物。料理は名前やイメージに捉われがちだけれど、本当はもっと自由に作って良いのだと思う。

味付けは粒マスタードの酸味があるので、塩胡椒だけ。パセリをたっぷりいれてもおいしそうだ。

カリカリベーコンとウインナー&粒マスタード、どちらも旨味たっぷりで愛される味。この季節、ビールと一緒に食べるのが抜群です。

カメラマン・土田くんの感想
前回のシャキシャキとした食感の王道ポテサラも美味しかったけど、
今回のベーコン、ウインナーも、共に絶品でした。
カリカリベーコンの方はレモン果汁を入れることでさっぱりしていくらでも食べられる感じ。家で料理するときに、酸味?を入れるタイミングが掴めずだったんですが、こういう時に入れればいいのね、となりました。
ウインナーの方も、普段食べるポテサラとは違うもので、自由度が拡がった気がします。笑 食卓に2つ並ぶと食感の違いがよく分かるので、家でも2種類一緒に作りたいと思いました!

次回もお楽しみに!

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